７月６日の福島４Ｒ・２歳新馬（芝１２００メートル＝１１頭立て）は、単勝４３・１倍の８番人気リネンタイリン（牡２歳、美浦・南田美知雄厩舎、父キズナ）が危なげなく抜け出して完勝した。勝ち時計は１分１１秒６（良）。 ８番人気の伏兵とは思えないほど完璧なレース運びだった。スタートを決めて２番手につけると、柴田大知騎手のムチに応えてスッと加速。残り１ハロンで抜け出すと、最後は余力を持って完勝した。鞍上は「いい走りでしたね。稽古の動きが良かったので、少し自信はありました。競馬でも走れて良かったですし、かなりいいものを持っています。人気がなかったので、周りに強い馬がそろっているのかと思って乗っていましたが、自分の感触が合っていて良かったです」と笑顔で汗をぬぐった。 柴田大騎手、南田美知雄調教師ともにテンションの高さを課題に挙げており、気性面を考慮すると、今後も短めの距離を使っていくことになりそうという見通しを明かした。
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