【新型のマツダCX-5 初公開】3代目はちょっと大きくなって、ディーゼルが消えた

マツダは2025年7月10日、3代目となる新型CX-5を欧州で初公開したと発表した。CX-5は2012年登場の初代以来、世界100カ国以上の国と地域で販売され、グローバルの累計販売台数は450万台以上。マツダラインアップのなかでもっとも売れるモデルに成長を遂げている。 ついに公開されたその3代目の写真。「こう来たか!」という驚きはないものの、マツダのデザインコンセプト「魂動デザイン」を継承・深化させる方向であることは瞭然だ。現行型オーナーも乗り換えやすいのではないだろうか。 【画像】新型CX-5を写真で見る そして気になるボディサイズだが、少々大きくなった。特に全長は125mm延長され、より伸びやかなフォルムを手に入れている。 新型:全長4690mm×全幅1860mm×全高1695mm 現行:全長4575mm×全幅1845mm×全高1690mm また、ガソリン/ディーゼルエンジンなど多様なパワートレーンを設定してきたのもCX-5の特徴だったが、なんと新型は2.5直噴ガソリンエンジンの1種類とのこと(性能値は市場によって異なる)。マイルドハイブリッドシステムに関しては、欧州や日本などで設定される予定だが、これまでマツダの快進撃を支えてきたディーゼルエンジンが姿を消すことに・・・。なお、トランスミッションは6速ATのみとなっている。 なお、発売時期は欧州で2025年末、その他の市場では2026年中を予定している。 ちなみに新型CX-5に搭載予定であり、鋭意開発中「スカイアクティブZ」は2027年中に導入予定。マツダ独自の新ハイブリッドシステムと組み合わせることも、既報のとおりだ。 さらに愛される存在になることを目指した新型CX-5の開発コンセプトは、「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート:魂動デザイン、人馬一体の走りを継承・深化させ、眺めて触れてのることでの歓びと感動を提供しながら、室内空間の広さや使い勝手、乗り心地、静粛性を進化させることにより、日常の多様なシーンにおける快適な移動をサポートするという。 さた、一新したヒューマン・マシン・インターフェイス、強化・拡充された通信機やアプリケーション、進化した先進運転支援システム(ADAS)など、これからの時代に適合し、ユーザーの体験を広げる利便性を備え、すべての乗員が安心・安全・快適にドライブを楽しめるクルマを目指している。 売れに売れ、マツダの屋台骨にまで成長したCX-5。既存のユーザーのみならず、新規を獲得できるか今後のマツダを占ううえでも、失敗できないモデルであることは間違いない。遠からず、日本でも実車が公開されるだろう。楽しみに待ちたい・・・関係者の言葉から想像するに、10月末にスタートするジャパンモビリティショー前後になりそうだ。 〈文=ドライバーWeb編集部〉

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