吉沢亮主演『国宝』、興収68.5億円突破 カンヌ・上海に続き「トロント国際映画祭」正式出品へ

 俳優の吉沢亮、横浜流星らが出演し、歌舞伎の世界を描いた映画『国宝』が、公開から46日間(6月6日〜7月21日)で観客動員数486万人、興行収入68.5億円を突破。社会現象とも言える盛り上がりを見せる中、本作が「第50回トロント国際映画祭」Special Presentation部門に出品されることが決定した。 【画像】吉沢亮、横浜流星、渡辺謙ほかメインキャストの場面写真  本作は、吉田修一の同名小説を李相日監督が映画化したもので、歌舞伎の世界に生きる主人公の波乱万丈な人生を描く。主演の吉沢や横浜をはじめとするキャスト陣が、日本舞踊や歌舞伎の所作を一から学び、吹替なしで挑んだ迫真の演技も大きな話題を呼んでいる。  これまでに、「カンヌ国際映画祭」監督週間や「上海国際映画祭」での上映が行われ、さらに「ニュージーランド国際映画祭」(7月31日〜8月10日)のVisions部門にも正式出品が決定するなど、世界中の映画祭から高い注目を集めてきた。  新たに、現地時間9月4日〜14日に開催される「第50回トロント国際映画祭」への正式出品が決定。李監督の作品が同映画祭に出品されるのは、2006年『フラガール』、2013年『許されざる者』、2016年『怒り』に続き4作目となる。  トロント国際映画祭は、1976年の創設以来、北米最大規模を誇る映画祭として知られ、年間300本以上の作品が上映される。毎年およそ70万人が来場し、米アカデミー賞の前哨戦としても重要なポジションを占める。2021年には、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が同映画祭のSpecial Presentation部門に出品され、後に「第94回アカデミー賞」国際長編映画賞を受賞したことでも注目を集めた。  近年は同部門に、『犬王』(2021年、監督:湯浅政明)、『怪物』(2023年、監督:是枝裕和)、『悪は存在しない』(2023年、監督:濱口竜介)が出品。  なお、今年の同部門には、『国宝』に加えて、HIKARI監督による日本撮影作品『Rental Family(原題)』も出品されることが発表されている。

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