映画『ベスト・キッド:レジェンズ』(8月29日公開)で、新たな世代の〈ベスト・キッド〉としてシリーズ最新作を担うベン・ウォンが、本作の見どころを熱弁する解説映像が解禁となった。 【画像】『ベスト・キッド:レジェンズ』場面写真 全世界で大ヒットを記録した映画『ベスト・キッド』シリーズ。オリジナルの『ベスト・キッド』(1984年、日本公開は85年)は、いじめられっこの高校生ダニエル(ラルフ・マッチオ)が空手の達人ミヤギ先生(ノリユキ・パット・モリタ)と出会い、独特な修行方法により心身共に成長し、ラストの空手大会で因縁の相手に勝利する感動作。のちに続編も製作されるほどの人気シリーズとなった。 さらに2010年にはジャッキー・チェンと、ウィル・スミスの息子のジェイデン・スミスによるリメイク版が製作され、ジャッキーは空手ではなくカンフーの達人という役どころで、ジェイデン演じる少年ドレの師匠として登場した。 本作では、オリジナル版で主役の<カラテ・キッド>を演じたラルフ・マッチオがスクリーンに復活し、リメイク版でカンフーの師匠を演じたジャッキー・チェンと初競演。二人の指導のもと、一人の少年が“ニューヒーロー”として成長を遂げていく姿を描く。 主人公の少年リーを演じるのは、世界中から応募が殺到したオーディションを勝ち抜いた新星、ベン・ウォン。過去の「ベスト・キッド」シリーズの大ファンでもあるという彼が、アクションもストーリーも全開の新章への熱い想いを語る。 映像は、ベンの「僕のお気に入りポイント、トップ3!」という掛け声とともにスタート。まずベンが3位に挙げたのは、本作を支える激しくも美しいファイトシーンの魅力。本編映像より、ニューヨークの屋上に開設された空手の技を競い合う特設リングに立つリーの姿、ストリートで襲いかかる暴漢に立ち向かう激しいアクション、そしてハンとダニエルによる迫力のバトルなど、手に汗握るシーンが続々と映し出される。 ベンはジョナサン・エントウィッスル監督による演出とカメラワークの妙について、「エントウィッスル監督は本当にすごい。俳優とカメラがただ動くのではなく、2つが呼応し合ってるんだ!」と語り、動きと視点が交わることで“没入感のあるアクション”が生まれているという。「この感覚は映画館じゃないと味わい尽くせないと思う!」と、劇場で見るべき体感型映画であることを強調した。 続いて2位に挙げたのは、まさに“伝説級”の豪華キャスト陣。「リーの大叔父のハン(ジャッキー・チェン)、弟子のヴィクター(ジョシュア・ジャクソン)、リーのママ(ミンナ・ウェン)、リーといい感じのミア(セイディ・スタンリー)、家庭教師のアラン(ワイアット・オレフ)、皆すばらしい!最高のキャストだよ!」と各キャストをほめたたえ、満面の笑みを浮かべる。 そして、第1位はラルフ・マッチオとノリユキ・パット・モリタが築き上げ、現在まで脈々と受け継がれてきたKK(ベスト・キッド)ユニバース!ベンにとって特別な作品である2010年版『ベスト・キッド』にも言及し、「僕にとっての『ベスト・キッド』は、2010年のリメイク版だ。当時、僕は10歳で、映画の舞台である北京からアメリカに戻った直後だった。しかも主人公も同じ10歳。運命を感じたね」と、特別な思い入れのある作品であることを明かした。 一方で、ラルフ・マッチオが出演するオリジナル版『ベスト・キッド』シリーズについても、幼い頃からのファンだったと言い、「おばの影響でオリジナル版もよく観ていて、シリーズは全制覇していた。ラルフはKKユニバースの“心”であり“象徴”だ。今回は僕だけど、彼こそが“ザ・ベスト・キッド”。ラルフが登場したことで、ミヤギ道やオリジナル版のレガシーが後世につながった。本当に感慨深かった」と、シリーズを支えてきたラルフに深い敬意を込めた。 10歳の頃、スクリーンの中に“自分の物語”を見つけた少年が、その世界に飛び込み新たな物語を紡いだ『ベスト・キッド:レジェンズ』。新星ベン・ウォンのまっすぐな情熱と、物語を支えてきたレジェンドたちの“想い”が詰まった魅力満載の解説映像を見ながら、公開日を待ちたい。