マツダ、ロードスター誕生35周年を記念した特別仕様車「35周年記念車」を発売

マツダ株式会社は小型オープンスポーツカー「マツダ ロードスター(ソフトトップモデル)」および「マツダ ロードスター RF(リトラクタブルハードトップモデル)」に特別仕様車「35周年記念車」を追加し、全国のマツダ販売店を通じて予約受付を開始した。この記念モデルの発売は2025年2月上旬を予定している。 【画像】ロードスター35周年を歴代モデルで振り返る(写真19点) 1989年に初代ロードスターがデビューして以来、4代にわたる進化を遂げたロードスターは、2シーター小型オープンスポーツカーとして異例の120万台以上を販売し続けてきた。この35年間、ロードスターはカスタマーの期待を超える走りの楽しさを提供し、車を楽しむ文化の発展に大きく貢献してきた。 ロードスターはnaからndまでこの35年間で様々な限定モデルやスペシャルモデルが登場してきた。ユーノス誕生1周年に登場した上級「Vスペシャル」はロードスターにおけるスペシャルモデルの元祖と言える。通常のモデルとは異なるクラシック感からは、ロードスターの手本となったロータスエランのような雰囲気も感じ取ることができ、ネオクラ市場では今でもなお人気のモデルとなっている。 初代naロードスターの後継となったnbロードスター。1999年には世界7,500代限定で10周年記念モデルが発売されたが、nbロードスターには一風変わったスペシャルモデルも多い。 後期型のRSグレードをベースにマツダスピードのパーツが装着され、200台限定で販売された「マツダスピード ロードスター」や、受注生産で販売された「ロードスタークーペ」。ロードスタークーペはTypeA,E,Sの3種類が用意され、いずれも屋根が開かず、ロードスターとしては異例のモデルだ。しかし逆に剛性があがり、またエレガントな雰囲気を持つ唯一無二のロードスターとなった。 「ロードスターターボ」もロードスターの35年の歴史の中ではかなり特殊なモデルだろう。名前の通り過給機が搭載されたモデルで、販売台数は国内限定350台とその希少性は高い。 3代目となるncロードスターにも複数の特別モデルが存在するが、中でも有名なのは「3rdジェネレーションリミテッド」だろう。全世界3,500台限定、日本には500台が割り当てられた。このモデルはncロードスターのデビューとともに販売されたのが特徴的だ。 さらに20周年、25周年記念モデルもncロードスターで発売されている。 現行ndロードスターでは5年間の2019年、鮮やかなレーシングオレンジが特徴的な30周年モデルが世界限定3000台で販売された。ndロードスターではロードスターのアニバーサリーモデルだけではなく、マツダの100周年記念モデルも発売された。カラーリングは、マツダ初の乗用車であるR360クーペをモチーフにした白と赤の組み合わせになっており、ロードスターがマツダの代表的な車であることを改めて実感できるモデルとなった。 今回発表された「35周年記念車」は、その歴史を祝うとともに、マツダがロードスターを愛するすべての人々に感謝を伝える特別なモデルである。「熟成」と、ロードスターの特別仕様車の原点である「ヴィンテージ」をテーマに掲げ、深みのある「アーティザンレッド」のボディカラーと、上質なスポーツタンのインテリアを組み合わせた特別な一台に仕上げられた。大人のための洗練されたロードスターとして、35年間の歴史と進化を凝縮したデザインが際立っている。 ■35周年記念車の特徴 35周年記念車の特徴
今回のモデルは、ロードスター初となる特別塗装色「アーティザンレッドプレミアムメタリック」を採用。この色はマツダの独自技術「匠塗TAKUMINURI」によるもので、光のハイライト部分では鮮やかな赤が輝き、陰影部分では深みと濃厚さを際立たせる。これにより、ロードスターの造形美がさらに引き立てられている。 専用装備には、シリアルナンバー付きの専用オーナメントや、ロードスターRF限定の17インチ高輝度塗装アルミホイール、エンボス加工が施されたヘッドレスト、スポーツタン仕上げのフロアカーペットやフロアマット、さらにダークレッドのエアコンルーバー加飾などが含まれる。これらの装備が、特別な一台としての存在感を強調しているのは言うまでもない。 また、35周年記念車専用の外板色「アーティザンレッドプレミアムメタリック」に合わせたセレクティブキーシェルが、オプションとして提供される。 ■受注生産と販売台数 このモデルは受注生産限定で、予約受付期間は2025年3月3日まで。国内向けの生産台数は、ソフトトップモデルとRFモデルを合わせて1,000台が予定されている。 全グレード共通の改良点
今回、全グレードに「Apple CarPlay」のワイヤレス接続機能が追加される一方で、外板色「ジルコンサンドメタリック」は廃止される。また、利便性と快適性を高める仕様変更も行われた。 ■価格情報 ロードスター: 2,898,500円〜3,753,200円(税込) ロードスター RF: 3,796,100円〜4,382,400円(税込) ロードスター35周年記念車は、35年にわたる歴史の集大成であり、マツダの「走る歓び」を体現した特別な一台だ。詳細は、マツダ公式ウェブサイトの特設ページで確認できる。

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