トヨタが新たな「クラウン“ミニバン”」公開! 「王冠」印の“超豪華”仕様がスゴい! 斬新“紫色”内装もカッコいい「クラウン ヴェルファイア特別版」中国でお披露目

中国市場に特化した「豪華ミニバン」とは  2025年4月23日より開幕となった「上海モーターショー」。そのトヨタのブースの奥に、良く知っているようで、でもどこかが違う高級車を発見しました。    エンブレムに誇らしげに「クラウン」のマークを掲げるラージミニバンです。謎の高級ミニバンの正体に迫ります。 豪華なのはマスクだけじゃない!? 中国独自の「クラウンヴェルファイア」とは  トヨタのブースの最も奥に鎮座した真っ白なミニバン。その正体を先に言ってしまえば、「ヴェルファイア」のVIP仕様カスタムです。展示車のナンバーには「特別版」の文字が確認できます。 【画像】超カッコいい! これがトヨタの「クラウン“ミニバン”」です! 画像で見る(30枚以上)  トヨタは中国において、「広汽トヨタ」と「一汽トヨタ」という2つの合弁会社からそれぞれクルマを販売しています。  そして広汽トヨタでは「アルファード」を、そして一汽トヨタでは「ヴェルファイア」を販売しているのです。  また一汽トヨタでは「クラウン」も販売しており、ヴェルファイアはそのクラウンの仲間として「クラウンヴェルファイア」という名称となっています。  ちなみにクラウンヴェルファイアの価格は約90万元から93万元(約1800万円から1860万円)。 「クラウン(クロスオーバー)」の現地価格約37万元(約740万円)の2倍以上の価格の超高額車となります。  これはクラウンが現地生産なのに対して、クラウンヴェルファイアは日本からの輸入品ということで、驚くほど高くなっているのです。  また、中国は長らく一人っ子政策を実施していましたから、ミニバンはファミリーユースに使われるのではなく、VIPやハイヤー需要が多いそうです。  実際に、街中を走る黒塗りの高そうなミニバンを数多く目にしましたし、今回の上海モーターショーでも、あちこちの地元中国ブランドに高級そうなミニバンが並んでいました。  そうした背景の中で用意されたのが、今回のトヨタのブースに出展されたクラウンヴェルファイアのカスタムVIP仕様です。  またすぐ横には福祉車両仕様のミニバン「シエナ」と、同じ福祉車両仕様のEVセダンである「bZ3」も展示されていました。  そんなクラウンヴェルファイアは、どのような内容であったかといえば、内外装にしっかりと手を入れた、まさに特別版というものです。  通常モデルとは異なるデザインのグリルは、真っ黒に塗られています。  アゴ下とボディサイドにはスポイラーを備え、低さとワイドさをアピールします。  よく見れば艶消し(マット塗装)に近い白いボディカラーも珍しいものでした。  室内に目を向ければ、タンカラーと紫を組み合わせた斬新な内装色の組み合わせにも驚きます。  室内の床面が御影石のようになっていますし、ステップのサイドはチラチラと光るイルミネーションが備えられていました。  内外装ともに「ゴージャスそのもの」といった内容です。  昔から、お金持ち向けの超ハイブランドは、お客様の好みに合わせて、細かくカスタムするサービスを実施しています。  トヨタの隣にあるレクサスのブースでは、新型「センチュリー」のカスタムであるGRMN仕様も展示されていました(中国でセンチュリーはレクサス店で扱われているのです)。  トヨタの超高級モデルとなるクラウンヴェルファイアも、そうしたお金持ちユーザーがターゲットですから、カスタムの提案を行ったということでしょう。  またトヨタは、今回のショーで「RCE制」という制度の導入を発表しています。  これはトヨタのクルマの開発で、開発・生産・販売のすべてを取り仕切る「CE(チーフ・エンジニア)」を、地域(R:リージョナル)に置くというものです。  具体的に言えば、中国向けの車両のCE(チーフ・エンジニア)を中国に置ことで、より早く、より現地のニーズに合致したクルマを、リリースするのが狙いとなります。  今回のクラウンヴェルファイアも、日本的な感覚ではなく、中国のユーザーに向いたカスタムとなるのでしょう。  トヨタの中国市場にかける熱意を感じる1台となります。

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