日産の「小さな“高級”SUV」がスゴい! 全長4.4m級の「ちょうどイイサイズ」! 精悍顔もカッコいい「キャシュカイ」日本導入の可能性は?

日本でも扱いやすいサイズ感が魅力  日産は欧州市場においてコンパクトクロスオーバーSUV「キャシュカイ」を展開し、人気を集めています。    現行モデルは上質な内外装デザインに加え最新のe-POWERを搭載していることもあり、国内へ導入しても人気を集めそうです。 甲冑をイメージしたという精悍なフロントマスクもカッコいい! 日産「キャシュカイ」  初代キャシュカイは、2007年に登場しました。 【画像】超カッコいい! これが日産の「小さな“高級”SUV」です! 画像で見る(30枚以上)  開発当初は、フォルクスワーゲン「ゴルフ」に代表されるCセグメントハッチバックの対抗モデルとして検討されていましたが、独自性を強めるためハッチバックとSUVのクロスオーバーモデルとしてデビューしたところ、欧州で瞬く間に人気モデルへと成長を遂げています。  日本では「デュアリス」の名称で販売されましたが、まだ当時の国内ではSUV人気がそこまで盛り上がりを見せておらず、2014年に販売を終了しました。  2014年に登場した2代目(J11型)キャシュカイは、初代モデルの成功を受けてさらなるボディサイズ拡大と質感向上が図られました。  洗練されたエクステリアデザインと先進安全技術の積極採用が特徴となり、欧州・中国・オーストラリア市場で引き続き人気を博しました。しかし、日本市場では2代目以降の導入は見送られたままとなっています。  現行の3代目(J12型)キャシュカイは、2021年に登場しました。  デザイン性がさらに高まったほか内外装の質感も高く、いわば「小さな高級車」といってもおおげさでない仕上がりとなっています。  また新開発のCMF-Cプラットフォームを採用することで、走行性能と安全性を大幅に向上しました。  パワートレインには、欧州向けとして初めて日産独自の「e-POWER」モデル(1.5リッターVCターボ)を導入するとともに、1.3リッター直列4気筒ターボ+マイルドハイブリッド仕様も設定されています。  キャシュカイのボディサイズは全長4425mm×全幅1835mm×全高1625mm、ホイールベース2665mm。  全幅が1.8mを超えるものの、全長4.4m級のボディは日本の都市部の道路環境でも扱いやすいサイズ感となっています。  欧州市場において引き続き高い評価を受けており、デザイン面、パワートレイン、先進装備のいずれにおいても高い競争力を備えています。  特に欧州市場では、トヨタ「C-HR」をはじめとする日欧各社のモデルと競合しながらも、販売台数では安定したシェアを確保しており、2024年現在、欧州を中心に世界100か国以上において、歴代累計400万台以上の販売を記録しています。 国内導入の「英断」に期待大!  そんな人気の高い最新版キャシュカイについて、日本への導入が見送られている理由は明らかにされていません。  その理由として挙げられるのは、日産の国内ラインナップにおいて、コンパクトクラスでは「キックス」、ミドルクラスでは「エクストレイル」といったSUVモデルがすでに展開されており、その中間に位置するキャシュカイのポジショニングが難しいことがあるかもしれません。 全面液晶カラーメーターと大型センターディスプレイを備えた先進的な「キャシュカイ」のインテリア  生産コストの問題も考えられます。  キャシュカイはイギリスのサンダーランド工場で生産されているため、為替リスクや関税コストの影響を受けやすく、日本国内向けに価格を抑えて供給することが困難だったとみられます。  国内生産への切り替えも検討されたかもしれませんが、工場ラインの確保や設備投資コストが見合わないと判断された可能性があります。  一方で、将来的な可能性も完全には否定できません。  日産は今後、キャシュカイベースの電動SUV(完全EVモデル)を開発する計画を進めており、これが実現すれば、再び日本市場への導入が検討される余地も残っています。  特に今後、日本市場でも普及が期待されるコンパクトサイズのSUV型EV需要に対して、キャシュカイEVは有力な選択肢となるかもしれません。 ※ ※ ※  厳しい経営状況が伝えられるなか、日産では販売台数の拡大による早急な収益の改善が望まれます。  そのためにはまだ見ぬ新型車を待つよりも、既存のモデルを一刻も早く導入したほうが良いのは間違いありません。  年々SUV人気が高まる日本において、ボディサイズ的にも最適な最新版キャシュカイは、まさにおあつらえ向きな存在といえるでしょう。  日産の英断を期待したいところです。

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