「プリンシパルＳ」（４日、東京） 名伯楽のラストダービーに夢をつなげられるか−。昨年１１月の新馬戦以来となるレイニングは１日、美浦坂路で４Ｆ５３秒８−３８秒７−１２秒１を計時。先導するエリカコレクト（６歳２勝クラス）を目標に、最後はしっかりとした伸び脚で併入に持ち込んだ。 当初は水曜に追われる予定だったが、蹄球にトラブルを抱えた影響で一日遅れの追い切りに。国枝師は「火曜の調教後に熱と痛みが出たけど、一日様子を見て治療したことで良くなった」と経緯を説明する。 「きょうは集中して走れていたし、反応もしていた。先週にしっかりやれているし、このままぶり返さなければ大丈夫でしょう。あとは皆さんがどう判断するか。そこはお任せします」と出走にゴーサイン。来春定年を迎える師にとって、今年が最後となるダービーに出るためには勝つしかない。順風満帆とはいかない状況ではありながらも、何とか態勢は整った。
もっと
