フライング・スコット伝説 ロータスは、史上最も偉大なドライバーの一人であるジム・クラーク氏を称え、『エミーラ・クラーク・エディション』を発表。この限定モデルは、全世界でわずか60台のみ生産され、フォーミュラ1マイアミ・グランプリで世界初公開される予定だ。 【画像】気分はジム・クラーク、『エミーラ・クラーク・エディション』の詳細をみる　全25枚 ジム・クラークとチーム・ロータスの活躍劇は、モータースポーツ史における伝説となっており、1965年にクラークはチーム・ロータスとともにF1ワールドチャンピオンの座を獲得し、インディアナポリス500でも優勝。 モチーフとなったロータス・タイプ38とエミーラ・クラーク・エディション。 ロータス 同年には、フォーミュラ2およびオーストラリア・ニュージーランドで開催されたタスマンシリーズでも選手権を制し、さらにロータス・コルティナでツーリングカーレースにも勝利するなど、あまりの速さに、『フライング・スコット（天駆けるスコットランド人）』と呼ばれた伝説は今でも語り継がれている。 この伝説こそがエミーラ・クラーク・エディション誕生の原点であり、モータースポーツにおける卓越と革新の象徴、ジム・クラークへの敬意、彼とチーム・ロータスが成し遂げた伝説を形にした1台となっている。 マニア垂涎のディティール この限定仕様のエミーラは、ジム・クラークが駆った『ロータス・タイプ38』から着想を得ており、『クラーク・レーシング・グリーン』のボディに、ブラックルーフ、シルバーのドアミラー、そしてフロントには、アイコニックなイエローストライプがあしらわれている。 さらに、ブルーアルマイト仕上げのフューエルキャップや、鮮やかなイエローのエキゾーストパイプ、手描きのイエローピンストライプが施され、ドアには、クラークのレーシングカーに着想を得た『クラーク エディション』のブランドロゴがあしらわれている。 1960年代のロータス製F1マシンからインスピレーションを得たインテリア。 ロータス ドライバーズシートは、ロータス・レーシングカーを彷彿とさせる、鮮やかな赤いレザーで仕立てられている。さらに1960年代を彷彿とさせるウッド製シフトノブや、スコットランド・ロッホキャロン地方のタータンチェックをあしらった特別な記念バッジも装備。 インテリア全体には、ダッシュボードに刻まれたジム・クラークのサインや、シートに施された『チーム・ロータス』のディテールなど、細部にまでジム・クラークとチーム・ロータスのエッセンスに満たされている。 限定車のすべてに、『1of60』と刻印されたカーボンファイバー製専用スレッドプレートが装着される。さらに、購入者にはクラーク エディション専用ディテールをあしらった、ハンドクラフトの特製レザーホールドオールが付属する。 車両本体価格は、税込2359万5千円。