「パーキングメーター」で「未払い」したら「駐禁」となるってホント!? 払えない事情という「グレーゾーン」を悪用!? 道端にある機械を無視したらどうなる

お金を最初に払わなかったらどうなる  都市部の道路を中心に設置されているパーキングメーター。  コインパーキングよりも手軽に利用でき、しかも1時間あたり300円という金額はいまや都市部では破格の安さです。 【画像】「えぇぇぇぇ!」これが「初見殺し」な“標識”です! 画像で見る(30枚以上)  このパーキングメーター式駐車場は先払いが原則ですが、果たして後払いでも大丈夫なのでしょうか。 「パーキングメーター」標識[画像はイメージです]  パーキングメーターは、片側2車線以上の道路の端に白線で車両1台分の駐車スペースが区切られており、利用時間内に空きスペースがあれば誰でも利用することができます。 クルマを停めたあとに道路脇に設置されてあるパーキングメーターに300円を投入する必要があります。  パーキングメーター300円(100円玉×3枚)を投入すると、表示が「未納」から、累積利用時間(分単位)の数字に切り替わります。 一般的に「時間制限駐車区間」に設置されており、24時間いつでも利用可能というわけではありません。  このパーキングメーター式駐車場が利用できる時間帯は8時〜20時まで(19時までの場合もあり)で、それ以外の時間帯は利用することができません。  またパーキングメーターもいろいろな種類があり、駐車スペースごとに設置されている場合と、数カ所の駐車スペースを1つの機械で一元管理している場合などがあるので注意が必要です。  なかにはパーキングメーターの端末からシールがプリントアウトされ、フロントガラスの目立つところに貼り付けることで「料金支払い済み」であること明記する場合もあります。  制限時間は60分であり、はじめに300円分の駐車料金を支払い、この間に用事を済ませてしまいましょう。  なぜなら、60分を過ぎた時点でパーキングメーターに支払った300円分の効力が切れ、それ以降は超過していることがすぐに識別できる仕組みになっているからです。  この場合、そのまま放置しておけば駐車違反となるので要注意です。  超過料金を払わず放置していると、通称「みどりのおじさん」などと呼ばれて2人1組で巡回している駐車監視員が、対象の車両番号(ナンバープレート)や違反場所など、違反状況を撮影して記録。  その後、携行する端末で「駐車違反確認標章」という黄色いステッカーを発行し、対象車両のフロントガラスなど見やすい場所に貼り付け、再び放置車両の撮影を行います。  駐車違反確認標章を受け取ったドライバーは、警察署に出頭して反則金の納付を行う必要があります。  もし出頭しなかった場合は、クルマの所有者のもとへ使用者責任として放置違反金を支払うよう通知されます。  ※ ※ ※  ところで、パーキングメーターは駐車した時に「先払い」で料金を払うシステムですが、駐車して課金せず、その場から離れてしまったらどうなるのでしょうか。  もちろんパーキングメーターは「未納」のランプが点灯し、駐車してからの経過時間が併せて表示されます。  実はこの状態は「グレーゾーン」でもあります。というのは、「100円玉3枚をすぐに用意できず、どこかで両替している可能性」があるからです。  パーキングメーターによっては1000円札を投入すればおつりが出るタイプもありますが、「支払いは100円玉×3枚のみ」にのみ対応している機械も少なくありません。  とりあえず駐車できたけれど、小銭がないから自動販売機などで飲みものを買うなどして、100円玉×3枚を用意するためにやむを得ずクルマから離れている、という場合があるかもしれないのです。  そうした背景から、駐車監視員は、この未納の時間のあいだは駐車違反のキップを切る権限を持っていないのです。 駐車監視員はその代わりに、支払いを促すステッカーや紙などがフロントガラスに貼ることがあります。  しかしこれは「さっさと300円を払いなさい」という警告であり、駐車違反ではありません。  では、このグレーゾーンを逆手に取って「両替に時間がかかって…」と料金未納のまま放置し、最終的にその場を立ち去ってしまう人間もいるかもしれません。 そこで、悪質とみなせば、今度は駐車監視員の代わりに、警察官が駐車違反のキップを切る可能性が出てきます。    実際に、ちょっとくらい大丈夫と思っていたら駐車違反のキップを切られていた、という話も耳にします。  300円をケチった代償として、駐車違反区域であれば普通車で罰金1万5000円、違反点数2点のペナルティが課せられます。  それであれば、はじめに300円を払うか、コインパーキングに停めた方が結果的に安く済ませられるのです。     いち利用者の立場としては、キャッシュレス化を望みたいところですが、手数料分の負担を誰が行うか(利用者負担が現実的でしょう)など、解決すべき問題が山ほどあるため、道のりは険しそうです。

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