川崎市内の民家にあったバッグから白骨化した遺体が見つかった事件で、神奈川県警は遺体の身元を川崎区浜町、アルバイト岡崎彩咲陽さん（２０）と発表した。 岡崎さんの父親の鉄也さん（５１）は３日、川崎臨港署を訪れた後、報道陣の取材に応じ、「娘で間違いないと聞いてショックだった。ちゃんと対応してくれなかった警察に対しても、元交際相手に対しても怒りしかない」と語気を強めた。 家族は岡崎さんが行方不明になった後、警察の対応が不十分だとして、ＳＮＳで情報提供を呼びかけ、岡崎さんを捜してきた。 岡崎さんの親族の女性（１７）は、月に１度は会って話をしたり、一緒に食事に行って悩み事を相談したりする仲だった。 女性が中学校でいじめに遭っていた時も、相手の家まで話をしに行ってくれたり、心配して学校まで迎えに来てくれたりしたという。「優しくて明るくて、姉のような存在。戻ってきてほしいし、返してほしい」と悲しんだ。 岡崎さんと中学の同級生だったという男性（２０）も「明るく、何を言われても自分を貫くタイプ。誰とでも仲良くなっていた」と話した。
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