新学期の「ママ友づきあい」トラブル 新学期が始まると子どもだけでなく、母親も新しい環境に身を置くことになるケースも多々あるだろう。特にママ友付き合いは、子どもの手前、相手に不満を抱いていてもなかなか言い出せないのが現状だ。また母親と一口に言っても、専業主婦、共働き、それに加えて夫の職業によってもその立場は違ってくる。そんな中、ママ友グループでの経済格差に頭を悩ませた母親もいるようだ。 東京都在住の由美さん（仮名・36歳）は、ママ友付き合いに行き詰った経験があると語る。彼女は、明るく元気なイメージで若槻千夏に似ている。 「会社員の夫と小学3年生になる娘の3人家族です。この度、子どものクラス替えがあったので、新しいママ友グループに入ることになりました。ボスママの陽菜さん（仮名・34歳）の夫は会社を経営していて。他のママ友も夫が医師だったり、共働きだったりして、それぞれ置かれている環境が違います」 ランチ代に驚愕 ある日、ママ友のグループLINEで「みんなでランチに行こう」という話になり、お店の予約は陽菜さんが担当することになったそう。由美さんはランチなら、ドリンクとデザートがついて、1500円〜2000円くらいだと考えていたのだとか。ちなみに夫からお小遣いを月8000円もらっており、それに加えて家計をやりくりして3000円ほど捻出しているという。 「いざ、ランチに行くと、なんとそこは高級レストランだったのです。メニューを確認すると予約してあるコース料理は5000円と書いてあって、さすがに驚きを隠し切れませんでした。前菜とメイン、デザートなど全部で5品ほどの料理が運ばれてきて。店員さんに追加料金でワインも飲めると勧められたのですが、昼間なのでみんな控えることに。その後、持ってきた現金でどうにか高額なランチ代を支払いました」 この時、由美さんはママ友との金銭感覚のズレに愕然としたそう。 以後、週に1度のペースでランチに誘われるも、経済的不安から2回に1回は断るようになったのだとか。 「それからというもの、ドリンクやデザートをなしにして、少しでもランチ代が安くすむように努めました。すると、みんなから不思議がられたので『夫がそれほど高収入じゃないから、そんなにお小遣いをもらっていないの』と答えるも『専業主婦だからって我慢ばかりではストレスが溜まるよ』と諭されたのです。その意見はごもっともなのですが、これ以上経済的に苦しいとはとても言えませんでした」 食費の節約に努めることに ただ毎回ランチを断るわけにもいかないので、由美さんは食費を節約して費用を工面することにしたという。いつもおかずは3品出しており、メインには必ず魚か肉を用意していたそう。しかし、そのうち量を少なくするため小皿に分けてごまかしたり、節約料理として、もやしばかり使うようになったりしたのだとか。 「しばらくすると、夫に『最近、夕飯がだいぶ質素になったけれど、何かあったのか？』と聞かれました。そこで正直に『ママ友とのランチ代が高いから、食費を節約した』と話すと『そんなことで食事を減らすなんて何事だ！』『子どもが食べ盛りなのだから、今すぐ節約はやめろ』と怒鳴られてしまったのです」 娘への悪影響が心配 しかし、時を同じくしてママ友のグループLINEで「ホテルでランチをしよう」という誘いがあったという。 「確かに、前回集まった時に『たまには豪華なランチがしたいね』という話題になりました。でも、私は到底参加できそうもないので、ただニコニコしてその場をやり過ごしていたのですが……。どうやらその姿を見て同意したと思われたようでした」 思い切って「私にはちょっと高級すぎるから」と理由をつけて断ると、グループLINEでは由美さんを置いてきぼりにして、日にちや時間が決定したそう。 「当日ランチが終わった頃に『今日はどうだった？』とLINEを入れるも、みんなから既読スルーされてしまいました。きっと付き合いが悪いと思われたのでしょう。私が仲間外れにされるのは仕方ないのですが、娘にまで悪影響が及ばないか、それだけが心配でたまりません」 ママ友との間で金銭感覚の差を感じた由美さん。今回のように、自然と友人関係が疎遠になってしまうケースも少なくないようだ。無理な付き合いは長続きしないので、程よい距離感を保つことも大事だろう。 お風呂あがりに無理やり「性行為」をさせられて…専業主婦妻を妊娠させつづける夫の「恐ろしい目的」