5月4日、京都競馬場で行われた天皇賞・春(G1・芝3200m)は、ダミアン・レーン騎乗の1番人気、ヘデントールが人気に応えてG1初制覇を飾った。2着にはシュタルケ騎乗のビザンチンドリームが入り、外国人ジョッキーのワンツーで決着した。 天皇賞・春、レース後ジョッキーコメント 1着 ヘデントール D.レーン騎手 「とても光栄です。歴史のあるG1なのでとても嬉しく思います。折り合いに気をつけないといけないところもあったので、良いスタートを切って、良いポジションで馬のリズムを整えて競馬をしようと思っていました。少し勝負どころで気持ちも入っていましたので、コントロールするのが難しかったのですが、クリアな進路を取ることを気にして乗っていました。伝統あるレースに参加出来たこと、勝つことも出来てとても嬉しく思います」 2着 ビザンチンドリーム A.シュタルケ騎手 「ペースがもう少し流れて欲しかったです。後方でリズムよくリラックスして運べましたし、脚も溜まって良い脚を使ってくれました。悔しいですね」 3着 ショウナンラプンタ 武豊騎手 「自分のレースは出来ました。4コーナーでセーフティーリードを取りたかったのですが、そこまでのキレはなかったです」 4着 サンライズアース 池添謙一騎手 「程よく気合も乗って、前走と同じような感じでレースに臨めました。1周目のスタンド前でハミが抜けてしまい、気合を入れながら2000mくらい追いっぱなしでした。それでもしぶとく踏ん張ってくれました。 5着 マイネルエンペラー 丹内祐次騎手 「この馬の持ち味を活かす悔いのない競馬は出来ました。頑張って走ってくれました」 【動画】外国人ジョッキーのワンツー…天皇賞・春鮫島駿「申し訳ないです」 天皇賞(春)・ジャスティンパレスと鮫島克駿騎手 6着 ジャスティンパレス 鮫島克駿騎手 「外枠でスタートが決まらず、難しい競馬になりました。リズムを整えながら追走して、4コーナーでは勝負圏内でと思い、無理せず押し上げて行きました。多くの支持に応えることが出来ず申し訳ないです」 レース結果、詳細は下記のとおり。 5月4日、京都11Rで行われた第171回天皇賞・春(4歳上オープン・G1・芝3200m・1着賞金=3億円)は、D.レーン騎乗の1番人気、ヘデントール(牡4・美浦・木村哲也)が勝利した。アタマ差の2着に6番人気のビザンチンドリーム(牡4・栗東・坂口智康)、3着に4番人気のショウナンラプンタ(牡4・栗東・高野友和)が入った。勝ちタイムは3:14.0(良)。 2番人気で池添謙一騎乗、サンライズアース(牡4・栗東・石坂公一)は、4着敗退。 外国人ジョッキーのワンツー 天皇賞(春)・ヘデントールとD.レーン騎手 D.レーン騎乗の1番人気、ヘデントールがG1初制覇を飾った。2週目向こう正面から直線にかけては各ジョッキーの駆け引きが展開され出入りのある展開に。勝負どころで一拍待ったところから押し上げを図ったダミアン・レーン騎乗のヘデントールが直線半ばへ先頭へ。外からシュタルケ騎乗のビザンチンドリームが迫ったが、最後まで先頭は譲らなかった。 ◇天皇賞・春とは 日本競馬の“伝統と誇り”を背負った長距離G1。芝3200mは国内最長距離のG1レースで、今年で171回目を迎える伝統の一戦。。スピードだけでなく、タフなスタミナとジョッキー同士の駆け引きもポイントで“真の総合力勝負”が問われる。 ヘデントール 9戦6勝 (牡4・美浦・木村哲也) 父:ルーラーシップ 母:コルコバード 母父:ステイゴールド 馬主:キャロットファーム 生産者:ノーザンファーム 【全着順】 1着 ヘデントール D.レーン 2着 ビザンチンドリーム A.シュタルケ 3着 ショウナンラプンタ 武豊 4着 サンライズアース 池添謙一 5着 マイネルエンペラー 丹内祐次 6着 ジャスティンパレス 鮫島克駿 7着 シュヴァリエローズ 北村友一 8着 ブローザホーン 菅原明良 9着 ワープスピード 横山和生 10着 プラダリア 松山弘平 11着 ハヤテノフクノスケ 岩田望来 12着 ウインエアフォルク 幸英明 13着 リミットバスター 岩田康誠 14着 ジャンカズマ 野中悠太郎 15着 アラタ 大野拓弥