5月5日は「こどもの日」ということで県内にいる「スーパーキッズ」をご紹介します。 レスリングの全国大会で現在3連覇！抜群の身体能力を誇る小学6年生の女の子です。 天井から伸びたロープを両手の力だけで軽々と登ると……次はバック転からのバック宙！照れくさそうにあどけない笑顔を見せるのは新潟市の小学6年生の大地琴奏（ことか）さん（12）です。 夜のジムに響く子どもたちの声。ここは新潟市西蒲区にあるレスリングジム。 笛の合図と同時に、素早い動きで相手との距離を詰めていきます。 琴奏さんが取り組んでいるのは「レスリング」です。 【大地琴奏さん】 「自分が崩して、相手が自分の思うように動かせると、やったという感じになります。得意な技は片足タックル！（きょうは）体が動くし、いろんな技にチャレンジできる」 レスリングを始めて4年……きっかけは「スカウト」でした。 【大地琴奏さん】 「ここの体育塾に最初通って、先生に『レスリングやりませんか』って言われて」 体の柔軟性、そして、「負けず嫌い」な性格が、レスリングに向いていると感じた本名栄仁監督。琴奏さんが小学2年生のときに競技に誘いました。 【巻っずレスリングクラブ　本名栄仁監督】 「体の使い方やバランスのとり方、私らから見てもすごいなと思う。僕も小学生の時にあんな動きができたらよかった、と思うくらい」 練習を重ねみるみるうちに実力をつけていくと……競技を始めてわずか1年。学年や体重などで分けられたクラスで出場した全国大会で優勝。 さらに、おととし、去年と快挙が続き、全国大会3連覇を達成しました。 【大地琴奏さん】 「目標を立てて、その目標に向かってステップを上がっていって、その目標を達成できたときが一番うれしいです」 週4回、1日2時間の練習に励む琴奏さん。 レスリングはもちろんですが、他にもいろいろなことに興味を持っています。 【大地琴奏さん】 「図書館で東野圭吾さんの本を全部借りる……ゴールデンウイークにも角田山に登りに行ったりして」 趣味の時間でリフレッシュしながら、次なる目標は4連覇！ 約2か月後に迫った全国大会への意気込みを聞きました。 【大地琴奏さん】 「いろいろな“崩し”を自分の技にすることを目標にしていて、いろいろなことにチャレンジしていこうと思っています。習得できていない技や苦手な技を磨いていきたいなと思っています」 磨いた技で相手を崩し、4連覇に挑む琴奏さん。 いろいろなことにチャレンジしたい！目標は崩さずに、その挑戦は続きます。