■MLB　マーリンズ 1ー10 ドジャース（日本時間8日、ローンデポ・パーク） ドジャース大谷翔平（30）が敵地でのマーリンズ戦に“1番・DH”で出場し、この日は2打数1安打。6回の第3打席では先制点につながる三塁打を放つなど、勝利に貢献。申告敬遠含む3四球もあり、打率は.299と3割台目前に。 チームは2桁得点の大勝で4カード連続の勝ち越し。25勝12敗（貯金13）で地区首位をキープした。 大谷の1回の第1打席は、マーリンズ先発で初対戦のV.ベローゾを相手に、1度もバットを振らず四球で出塁。続くM.ベッツ（32）が空振り三振に倒れると、F.フリーマン（35）の打席で、盗塁を試みたがアウトに。タイミング的にはセーフも勢い余って右足がベースから離れてしまい、今季2度目の盗塁失敗となった。 3回の第2打席は、2死無走者の場面で、フルカウントから6球目の高めストレートをこの試合初めてのスイングでファール。7球目の外角スライダーを見送り2打席連続の四球を選んだが、ベッツが三飛でチャンスを作れず。 0対0のまま迎えた6回、先頭のA.バーンズが空振り三振に倒れると、大谷の打席のところでマーリンズはベローゾからG.ギブソンに交代。大谷はそのギブソンを相手に、カウント2-2から6球目のスライダーを右中間方向へ鮮やかに弾き返し、俊足を活かして一気に三塁へ。今季4本目の3ベースヒットを放ち、ベース上ではノリノリのポーズを披露。さらにベッツが四球で1死一・三塁とすると、フリーマンがレフトへタイムリーを放ち、ドジャースが先制した。 この日ブルペンデーのドジャースは、メジャー再昇格のL.ナック（27）が先発。ナックは5回まで無失点の好投をみせ、先制点をもらった6回は連打を許し、無死一・二塁のところで降板となったが、2番手のM.サウワーが併殺打、空振り三振で切り抜け、ナックは大喜び。 7回はキム・へソン（26）のタイムリーで2-0とすると、2死二・三塁で大谷の第4打席を迎えたが、申告敬遠。そこからベッツの押し出し四球、フリーマンの走者一掃のタイムリーでMVPトリオが躍動。続くA.パヘスもタイムリーで7-0と突き放した。 大谷は2死一・二塁で迎えた8回の第5打席は中飛。9回はアウトマンの3ランで10-0と大量リード。後半の猛攻で圧倒したドジャースが2桁得点で快勝を収めた。