ガソリン価格「いくらから」が高い? 「150円以上」約3割に… 10円値引きまもなく、求む「ガソリン減税」はいつ? みんなの声は

 昨今、ガソリン価格に関心が高まっているなかでユーザーからはどのような声が出ているのでしょうか。  パーク24は、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に実施した「ガソリン価格」に関するアンケート結果を発表しました。 ガソリン価格どうにかしてくれよ…!みんなの声は?(画像はイメージ) 【画像】「えっ…?こんな搾取されてるの?」 これが国民を苦しめる「ガソリン税の仕組み」です。画像で見る(30枚以上)  ガソリン価格は、原油価格の上昇や世界的な需要の増加、円安などの要因によって高騰傾向にあります。  日本エネルギー経済研究所 石油情報センターによると、直近で最もガソリン価格(レギュラー)が高かったのは、4月14日時点の1リットルあたり186.5円でした。  これは前年同時期(2024年4月15日)の174.9円と比べて11.6円もの値上がりです。  その一方で政府は物価高対策のひとつとして、2025年5月22日から段階的にガソリン価格を1リットルあたり10円引き下げる方針を明らかにしています。  具体的にはガソリンと軽油が1リットルあたり10円、重油や灯油は5円、航空機燃料を4円引き下げるとしています。  この引き下げについて、石破首相は「ガソリン価格は175円程度となり、ロシアがウクライナ侵攻を開始した直後(2022年2月下旬頃)の水準まで引き下げられることになる」と話していました。  このようにガソリン価格は常に注目されている状況ですが、実際のユーザーはどのように感じているのでしょうか。  2025年5月9日にパーク24は、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に実施した「ガソリン価格」に関するアンケート結果を以下の通り発表しました。 ーーー ・高いと感じるレギュラーガソリン価格、2018年に4割だった「130円以上」が2025年は1割以下に ・クルマを毎日利用する人の56%は、ガソリン価格によってクルマの利用頻度を「変えたいが、変えられない」と回答 ・ 6割以上がガソリン代を節約するための工夫として、会員割引やカード特典を活用 ーーー  具体的に見ていくと、高いと感じるレギュラーガソリンの価格は、「150円以上」29%が3回連続でトップ。  次いで「160円以上」、「170円以上」が19%で同率でした。  「170円以上」は前回比較で最も変動しており、13ポイント上昇しています。  2018年には「130円以上」が41%であったのに対し、今回は6%にとどまるなど、昨今のガソリン価格の高騰が影響しているようです。  また運転免許証の取得経過年数別に見ると、免許を取得してから10年未満までは「170円以上」が最も多くなったといいます。  一方で、10年以上は「150円以上」が最多。取得経過年数が10年以上の人は、120円台のガソリン価格を経験していることから、取得経過年数が短い人と比べると高いと感じる価格帯が低くなっているようです。 高いと感じるレギュラーガソリン価格、2018年に4割だった「130円以上」が2025年は1割以下に(画像:パーク24株式会社)  また同アンケートでは、ガソリン価格が高いと感じる時にする工夫として「給油時に会員割引やカード特典を活用する」62%、「少しでも安いガソリンスタンドを探して給油する」50%、「急加速・急減速などを避けたエコドライブを心がける」40%の順に。  年代別では、若い年代ほど安いガソリンスタンドを探す割合が多くなった一方で、会員割引やカード特典を活用する割合は年代が上がるにつれて多くなっているようです。 ※ ※ ※  なお、ガソリン価格に関してはかねてからガソリン税53.8円に含まれる「当分の間の上乗せ税率分25.1円(暫定税率)」の廃止を求める声が出ていました。  この長年の要望により、2024年末には自由民主党、公明党及び国民民主党の幹事長間において、いわゆる「ガソリンの暫定税率」の廃止について合意。  与党税制改正大綱においても、合意内容を引用した上で「自由民主党・公明党としては、引き続き、真摯に協議を行っていく」と記載されました。  その後、 民民主党及び立憲民主党は暫定税率を廃止する修正案を提出するなど、現下の賃金上昇が物価上昇を上回っていない状況を背景として早期に廃止すべきとの議論がなされています。  果たして、ガソリン価格による家計負担が減るのか、今後の動向からも目が離せません。

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