新教皇に選出されたレオ14世 ペルーの公用語であるスペイン語も披露

 新教皇に選出されたレオ14世は、米シカゴ出身で、国際経験が豊富な聖職者として知られる。  米国の大学で数学や哲学を学んだ後、ペルーで約20年間、司教などとして宣教活動を行ってきた。8日午後の新教皇としての初演説では、イタリア語やラテン語に加え、ペルーの公用語の一つであるスペイン語も披露した。  1878〜1903年に在位し、労働者の権利などに重点を置いたレオ13世から教皇名を引き継いだ。世界各国で争いや分断が続く中、貧困問題に改めて向き合い、弱者に寄り添う姿勢を世界に示した形だ。  性格は「控えめで思慮深い」(米紙ニューヨーク・タイムズ)が、前教皇フランシスコからは指導者として高い評価を受けていた。2023年からバチカン(ローマ教皇庁)の重要職である司教省長官に就き、世界中の司教の選任などに携わってきた。  趣味はテニスや読書、行ったことのない様々な場所を訪れることだという。(ローマ 船越翔)

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