大谷翔平 ブルペンで35球 休憩入れながら実戦的な投球、ロバーツ監督は「ちょっとそわそわしてきている(笑)」

■MLB ダイヤモンドバックス ー ドジャース(日本時間11日、チェイス・フィールド) ドジャース大谷翔平(30)が試合前にブルペン投球を行った。この日は途中インターバルを挟み、イニングまたぎを想定してのピッチング。直球、ツーシーム、カット、スプリットを交え前半が20球、約5分間の休憩後、後半は15球を投げ最後の5球はセットから投げ込んだ。 大谷のピッチングを見守ったD.ロバーツ監督(52)は「アップダウン(途中休憩)は重要だ。実戦でのイニングの合間をシミュレートするようなものだからね。たとえば、5〜7分ほどベンチで休んだあと、再びマウンドに戻ってどれだけスムーズに投げられるか。それを確認するには意味のあるステップだ」と語った。 「正直なところ、僕はちょっとそわそわしてきている(笑)。興奮というか、期待が大きいね。とはいえ、我々はとても慎重に計画的に進めているので、そこは抑える。でも、翔平の腕の状態や投げる姿を見ると、今すぐ助けてもらえそうだと考えてしまう。だから気持ちは先走りそうになるけど、我慢している」とB.スネル(32)、T.グラスノー(31)と先発投手陣の故障者が多い中、大谷のピッチングを見て、助けてもらいたくなる気持ちをグッと抑えていた。 “二刀流”の復帰プランについて問われると「今のところ、翔平を先発投手として復帰させる方向で考えている。そこに向けて投球数を増やしていくつもりだ。ただし、いつ、どのようにという具体的なプランはまだ決まっていない。僕らもまだ分からない」と口にした。 また、10日の試合で5回途中5失点、自身初となる奪三振「0」での降板となった佐々木朗希(23)については「昨年の山本にも調整期間があった。彼はその時点で朗希よりも数年年上で、投球回数もかなり多く積んできていたが、それでもやはり最初は苦労していた。メジャーに適応するにはある程度の時間がかかるものだ。だからこそ、朗希についても今の状況はまったく想定外じゃない。成長の一環として受け止めている」とコメント。 ストレートの球速がなかなか上がってこないことには「一番気になるのは制球。98〜99マイルが出ないのであれば、ボールの置きどころが一層重要になる。90マイル台半ばでは、丁寧にコントロールしないと通用しない」とスピードよりもコントロールに課題を出していた。 修正するにはマイナーへの降格がいいのではという質問には「どんな理論よりも、実際に経験することに勝るものはない。彼は今、明らかに苦しんでいるが、それこそが大事な経験だ。メジャーの打者は、何を修正すべきかをはっきりと教えてくれる。対戦相手の反応が最大の指標になる。彼はこの場で必ず調整してくる。それはここ(メジャー)でしか得られない学びだ」と語った。 「朗希は非常に才能がある投手だが、まだ仕上げの段階。いわばフィニッシングスクールに通っているようなものだ。我々もそれを覚悟していたし、本人にとっては結果が出ないことはつらいだろうが、ここは厳しいリーグだからね」と佐々木の成長に期待を寄せていた。

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