5月11日、東京競馬場で行われた3歳マイル王決定戦、NHKマイルカップ(芝1600m)は、9番人気パンジャタワーが大波乱を演出。2着に武豊騎乗のマジックサンズ、3着にチェルビアットが入って3連単は150万5950円の払い戻しとなった。 NHKマイルC、勝利ジョッキーコメント 1着 パンジャタワー 松山弘平騎手 「あんまりこう4年ぶりとかは考えてなかったんですけれども、とにかくパンジャタワーと大きいところを勝ちたいなと思っていたので、こうしてG1制覇することができて、まずは嬉しく思ってます。(勝ちが決まった時は)もう最高に嬉しかったです。正直、最後はもう必死すぎてどっちが勝ったか分からなかったんですけれども、ゴールして係の人に勝ってるって聞いて、もうすごくこみ上げてきました。もう最高に嬉しかったです。やっぱり東京で勝ってる馬ですし、最後差していい競馬をしてくれていたので、そういうイメージだったんですけれども、とにかく馬のリズムを大事にと考えていました。ペースが遅ければある程度前には行ってたと思いますし、そうでなくてスタートしてから考えさせてもらいました。(勝因は)たくさんあるんですけれども、1番はやっぱり馬が力を出し切ってくれて、元々力ある馬ですので、それを最高に出してくれたなっていうところかなと思います。厩舎の方だったり、うまく仕上げてくださいましたし、全ての方に感謝したいです。まだまだ伸びる馬だと思いますし、とにかく無事に次のステップに行ってほしいなと思います。(JRA重賞勝利数)50勝ですけれども、まだまだ勝てるように頑張りたいと思います。また応援よろしくお願いします」 レース結果、詳細は下記のとおり。 5月11日、東京11Rで行われた第30回NHKマイルカップ(3歳オープン・牡牝・G1・芝1600m・1着賞金=1億3000万円)は、松山弘平騎乗の9番人気、パンジャタワー(牡3・栗東・橋口慎介)が勝利した。アタマ差の2着に3番人気のマジックサンズ(牡3・栗東・須貝尚介)、3着に12番人気のチェルビアット(牝3・栗東・高野友和)が入った。勝ちタイムは1:31.7(良)。 1番人気で川田将雅騎乗、アドマイヤズーム(牡3・栗東・友道康夫)は14着、2番人気でC.ルメール騎乗、イミグラントソング(牡3・美浦・辻哲英)は11着敗退。 【動画】パンジャタワーVの波乱…NHKマイルカップ大混戦のゴール前 NHKマイルC・パンジャタワーと松山弘平騎手 松山弘平騎乗の9番人気、伏兵のパンジャタワーが差し切って大波乱を演出した。直線では1番人気アドマイヤズームが早々に後退してしまいまさかの展開に。ゴール前はどれが来てもおかしくない大混戦で、外からパンジャタワー内からマジックサンズと激しい追い比べとなった。最後は4頭横並びという展開となり、パンジャタワーが僅かに前へ出ていた。 ◇NHKマイルカップとは 1996年に「クラシックに出られない外国産馬の受け皿」として創設された3歳限定のG1競走。瞬発力とスピードが問われる「春のマイル王決定戦」として定着。近年はクラシック路線とは異なる才能が台頭する舞台として、活躍馬を多く輩出しているレース。 パンジャタワー 5戦3勝 (牡3・栗東・橋口慎介) 父:タワーオブロンドン 母:クラークスデール 母父:ヴィクトワールピサ 馬主:Deep Creek 生産者:チャンピオンズファーム 【全着順】 1着 パンジャタワー 松山弘平 2着 マジックサンズ 武豊 3着 チェルビアット M.ディー 4着 モンドデラモーレ 戸崎圭太 5着 ランスオブカオス 吉村誠之助 6着 サトノカルナバル D.レーン 7着 マピュース 田辺裕信 8着 マイネルチケット 横山武史 9着 ヤンキーバローズ 岩田望来 10着 コートアリシアン 菅原明良 11着 イミグラントソング C.ルメール 12着 ミニトランザット 鮫島克駿 13着 アルテヴェローチェ 佐々木大輔 14着 アドマイヤズーム 川田将雅 15着 ヴーレヴー 浜中俊 16着 ショウナンザナドゥ 池添謙一 17着 ティラトーレ 木幡巧也 18着 トータルクラリティ 北村友一