新「“アルファード顔”ハイエース」公開! 大排気量「V6」&高級“インテリア”採用の「豪華ミニバン」! 1000万円越えのKEDE「山川MH7」中国に登場

超豪華なアルファード顔のハイエース?  2025年4月に開催された上海モーターショーにて、とあるカスタム業者が「アルファード顔のハイエース」を出展しました。いったいどのようなクルマなのでしょうか。 顔は完全にアルファード!  高級ミニバンや高級SUVのカスタムカーを手がける「KEDE(克蒂汽車)」は中国のカスタムカー業者です。 【画像】超カッコイイ! 新「“アルファード顔”ハイエース」を画像で見る(66枚)  前身は1989年にアメリカ合衆国カリフォルニア州で設立された「KRYSTAL」で、リンカーン タウンカーをベースとするリムジンなどで世界的に有名なメーカーでした。2016年に中国の「克蒂集団」に買収されたことで現在の「KEDE」へと改名しました。  中国ではクルマのカスタムや改造は厳しく規制されており、基本的に車検証に登録された状態(=純正状態)から姿を変えていけないことが原則となっています。  一方でKEDEはしっかりと自動車の製造免許を持っているため、「カスタムされた状態」を純正状態として製造・販売しています。このため、ベース車種より大幅にカスタムされていても問題ない形になります。  KEDEの大きな特徴のひとつに数多くの自動車メーカーとの提携が挙げられます。メルセデスベンツの製造合弁「福建ベンツ」や東風汽車のプレミアムブランド「ヴォヤー(嵐図)」、フォードといったメーカーと戦略的なパートナーシップを結んでおり、それらの車種を派手にカスタムしたラインナップを取り揃えています。  現在のラインナップはメルセデス・ベンツ「Vクラス」をベースとする「バッハ」「チョモランマ」シリーズ、フォード「トランジット」をベースとする「ディア」シリーズ、海外向けトヨタ「ハイエース(300系)」をベースとする「山川」「山河」シリーズなどで構成されています。  VIPの送迎にも役立つ商用バンを幅広く取り揃えているのが特徴的で、そのどれもがKEDEオリジナルのフロントマスクやホイール、エアロパーツを装着、ひと目でKEDEのカスタムカーとわかる仕様です。  そんなKEDEですが、2025年4月23日に開幕した上海モーターショー2025では新たなモデルを発表しました。  KEDEがお披露目したのはハイエース(300系)をベースとする「山川」のMH7です。既存の山川MH7ではベース車種と大差ないフロントマスクでしたが、新しく登場したMH7は大きく変わり、中国でも大人気のミニバン「アルファード」のフロントマスクを融合させています。  ヘッドライトや中心に位置するグリルはアルファードのものに準拠しつつ、左右やグリル直下にメッキ加飾を追加、高級感と力強さを体現した華やかなフロントマスクとなっています。  リアでは専用テールライトを採用しており、特に夜ではエレガントなリア周りを演出します。また、バンパー下部には4本出しの専用メッキマフラーエンドを装着することで、威厳を保つには最適なスポーティさも兼ね備えています。  これ以外の箇所でもところどころでKEDE独特のセンスでメッキ加飾が足されており、オールブラックなボディにギラギラした高級感をもたらします。  パワートレインはリアの「V6」エンブレムから、7GR-FKS型3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載していることがわかります。  参考までに、同じハイエース(300系)をベースとし、日本で販売されていた高級バン「グランエース」では1GD-FTV型2.7リッター直列4気筒ディーゼルターボのみの設定でした。ディーゼルターボのグランエースと比較して、KEDEのカスタムハイエースはより静粛性に優れ、乗員全員が快適に移動できる空間を提供するとアピールします。  インテリアはタンとベージュの2色を基調とした上質な空間が広がっています。この内装は顧客の要望それぞれに合わせたオーダーメイドも可能なようで、VIP重視の2列目キャプテンチェアや、乗員数重視のベンチシートなど、多種多様な選択肢を用意しています。  そのどれもがKEDEの掲げる高級ミニバンに対する理念に沿って設計されており、最上級の乗車体験が感じられます。  KEDEが手がけるハイエースのカスタムカーは「山川」シリーズで73万8000元(約1484万7000円)から、「山河」シリーズで83万8000~89万8000元(約1685万9000〜1806万6000円)で販売されています。  また、メルセデス・ベンツ Vクラスがベースのさらに上級なシリーズ「翔翼」では驚異の149万8000~198万8000元(約3013万7000〜3999万5000円)という価格設定がなされています。  中国では通常の高級ミニバンでは満足せず、さらに上を行く超高級なカスタムミニバンへの注目が集まっています。この傾向は大型ミニバンへの需要が元々高い中国ならではのものと言えるでしょう。

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