「ヴィクトリアマイル・Ｇ１」（１８日、東京） 　春の女王決定戦。主役を張るのは一昨年の阪神ＪＦ覇者で、昨年の桜花賞＆ＮＨＫマイルＣで連続２着だったアスコリピチェーノ。今季初戦のサウジ・１３５１ターフスプリントを制し、盤石の態勢で春の大一番へ駒を進めてきた。Ｖデータも唯一、減点１でクリア。ここで２つ目のＧ１タイトルを手に入れ、さらなる高みを目指す。 　▼傾向（過去１０年） 　０６年に春の古馬牝馬Ｇ１として新設。 　▼人気　　　　　　　 　１番人気〈２・２・２・４〉 　２番人気〈０・０・１・９〉 　３番人気〈０・２・０・８〉 　４番人気〈２・３・０・５〉 　５番人気〈２・０・２・６〉 　１５年に３連単２０７０万円馬券が飛び出し、１７＆２４年が同９０万円超と荒れるときは派手に荒れる。 　▼馬齢　　　　　　　 　　４歳馬〈３・５・４・６０〉 　　５歳馬〈４・３・５・５６〉 　　６歳馬〈２・２・１・２３〉 　７歳以上〈１・０・０・３〉 　▼所属　　　　　　　 　　美　浦〈４・４・４・４７〉 　　栗　東〈６・６・６・９５〉 　▼ステップ　　　　　 阪神牝馬Ｓ〈４・３・５・５７〉 中山牝馬Ｓ〈１・２・０・１０〉 　　大阪杯〈１・０・２・５〉 高松宮記念〈１・０・２・１６〉 　有馬記念〈１・０・０・０〉 フェブラリ〈１・０・０・０〉 　海外重賞〈１・０・０・４〉 　ＯＰ競走〈０・０・０・３〉 　　準ＯＰ〈０・０・０・７〉 　阪神牝馬Ｓからの参戦馬が最有力。勝ち馬９頭が国内外の芝重賞から参戦。同７頭が中４〜８週の間隔だった。 　▼前走内容　　　　　 　前走Ｖ馬はゼロ。勝ち馬７頭が０秒９差以内の敗戦だった。前走が国内戦だった９頭中８頭が５番人気以内に支持されていた。 　▼重賞実績　　　　　 　勝ち馬７頭にＶ実績あり。また、同じく７頭が３歳以降のＧ１で３着以内の経験があった。 　▼コース実績　　　　 　勝ち馬７頭に東京で重賞ＶかＧ１で３着以内があった。 　▼決め手　　　　　　 　　逃　げ〈０・０・１・９〉 　　先　行〈２・４・３・２８〉 　　差　し〈８・５・５・６０〉 　　追　込〈０・１・１・４５〉 　勝ち馬７頭が前走の４角を２〜７番手で通過するか、最速上がりをマークしていた。 　▼注目馬　全項目をパスした馬はおらず、減点１もアスコリピチェーノ１頭だけ。一昨年の２歳女王が、２つ目のＧ１奪取へ待ったなしだ。（記録室）