公演のラストを飾る会場は…… ‘21年から活動を休止していた人気グループ『嵐』が、’26年春頃に開催予定のコンサートツアーをもって、嵐としての活動を終了し事実上の解散となることを発表。これに伴いファンクラブも同年5月末で終了することを発表した。 嵐といえば、所属事務所が旧ジャニーズ事務所（現SMILE−UP.）時代からファンクラブの会員数はダントツと言われていた。 「会員数は公表されていませんが、活動休止前の段階で310万人はいると言われていました。活動休止から4年が経過。会員全員が更新を続けているとして、年会費は4000円で年間だと124億円、4年間で496億円の収益を生んだことになります。活動休止期間にこんなに稼げるのは嵐だけ。そこに、残りの1年でそれに124億円が加算され、620億円ほどになります。 旧ジャニーズ時代、メンバーたちに分配される収益はわずか8〜10％と言われていました。それだけに、かつてあるテレビ番組でメンバーの櫻井翔（43歳）は年収が億単位には達していないことをポロっとこぼしていました。旧ジャニーズが巨万の富を築くことができたのも納得です」（音楽業界関係者） 解散ツアーの規模はまだ明かされていない。おそらく公演のラストを飾るのは、'20年11月に改修後初めてライブを行った国立競技場になりそうだ。改修前の'08年から6年連続で単独公演を開催しているほど思い入れのある地だ。 「収益100億円はくだらない」 「'18年のツアーは5公演で約228万人を動員し、チケット代だけで旧ジャニーズの所属アーティスト史上最高額となる約205.5億円を稼ぎ出しました。解散ツアーはそれほどの規模までにはならないかと思われますが、1人でも多くのファンを動員したいはず。おそらく、公演数をしぼって動員は50万人規模、チケット代だけで50〜60億円ほど、それにグッズの売り上げも加わるので、収益は100億円はくだらないでしょう」（同） さらに、ベストアルバム、解散ツアー関連の映像作品の発売もあるはずだ。 そして、嵐といえば活動休止中の'21年11月に初のライブ・フィルム『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』が全国の劇場で公開。興行収入50.6億円のヒット作となった。 それだけに、解散ツアーの舞台裏に密着したドキュメンタリー映画の製作もありそうで、公開されれば、同作を上回る大ヒットを記録しそう。ソフト化しての莫大な売り上げも見込める。 「軽く見積もっても活動休止中から解散までで1000億円以上を稼ぎ出すことになるだろう。旧ジャニーズ時代ならば、メンバーたちにはあまり収益がなかったはずだが、現在は旧ジャニーズからマネジメント業務を引き継いだ『STARTO ENTERTAINMENT』と、昨年、メンバー5人が設立した『株式会社 嵐』がエージェント契約。さらに、二宮和也（41歳）と松本潤（41歳）は個人事務所での活動。メンバーたちはそろってこの1年だけで億万長者になりそうだ」（芸能記者） これだけ稼げるグループの解散が悔やまれる。 『踊る大捜査線』の最新作に出演しなかった深津絵里が、表舞台から姿を隠す「知られざる事情」