松本清張ゆかりの中華料理店、大規模火災から再起…「ここのフカヒレラーメンを食べると原稿がはかどる」

 北九州市小倉北区魚町の市街地で2024年1月に起きた大規模火災で焼失した中華料理店「耕治」の本店が、元の場所からほど近い国道199号沿いに移転して営業を再開することが13日、わかった。  かつて、市が生んだ人気作家の松本清張が通った店は、6月下旬のオープンを予定。2代目の平野桂之介さん(63)は「多くのお客様をお待たせしてしまったが、再建が決まって安堵(あんど)している」と話している。  同店は1955年創業。飲食店街「鳥町食道街」で営業し、看板メニューのラーメンはしょうゆの風味の濃いめの味わいで人気を博した。松本清張は「ここのフカヒレラーメンを食べると原稿がはかどる」と話していたという。  しかし、昨年1月3日に発生した火災で、「鳥町食道街」などの36店舗、住宅1世帯を含む約2730平方メートルが焼損。平野さんも従業員から電話を受けて自宅から駆けつけたが、燃える店の近くでぼうぜんとするしかなかった。  当初は2、3か月で再建できればと考えていた。しかし、火力が強い中華料理店に必要なダクトなどを備えた物件がなかなか見つからず、苦労したという。  新店舗の席数は旧店舗とほぼ同じ90席だが、面積は約2倍に増えて座敷や個室を備える。平野さんは「多くのお客様から応援してもらい、再開できることになった。新しい店でも、これまで通りの味を提供していく」と話している。

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