【ヴィクトリアM】クイーンズウォーク推進力抜群!心身ともに充実 川田も手応え「とても良い雰囲気」

 栗東では金鯱賞で復活Vを遂げたクイーンズウォークが好仕上げ。念願のG1タイトル獲得へ、同世代の強敵へ真っ向勝負を挑む。  強い負荷は必要ない。クイーンズウォークはCWコース単走で半マイル追い。中内田師を背に雄大なフットワークでリズム重視。直線に向き、軽く促されると力強い脚さばきで駆け抜けた。4F55秒0〜1F11秒9の時計は目立たなくても、推進力あふれる動き。指揮官は「今のいい状態を維持することと(関東圏への)輸送もあるので調整程度」と意図を説明し「動きは先週に続き、非常に良かったです。道中のリズムが良く、直線の伸びもいいですね」と好感触だった。  7日の1週前追いで稽古をつけた川田も上々の手応え。「とてもいい雰囲気でした。年齢を重ね、たくましさが出てきて、素晴らしい馬になってきました」と心身の充実ぶりを評価した。重馬場で牡馬相手だった前走金鯱賞を制した疲れも癒えて、ここまで順調に調教を積めている。  前走は好位からグイグイ伸びて、先に抜け出したホウオウビスケッツを鼻差とらえた。昨年、牝馬3冠皆勤でG1に手が届かなかったが古馬になってからの地力強化を印象づけた。川田は「元々ポテンシャルが高い馬でしたが、しっかりとした芯が入らないというか、成長に時間がかかるタイプだと思いました」と以前の印象を踏まえ、前走の勝ちっぷりについて「こちらの想像を上回る、いい内容でした」と振り返った。  今回はステレンボッシュやアスコリピチェーノといったG1馬を筆頭に同じ4歳世代の有力馬がズラリ。歴戦の年長馬を含め、強豪がそろう。中内田師は「今の心身がマッチした状態でマイルのスペシャリスト相手にどこまでやれるか」と昨年の桜花賞8着以来のマイル戦をポイントに挙げつつ「何とかいい結果を出せれば」と意気込んだ。昨年のクイーンC、ローズS(中京)を合わせて重賞3勝は全て左回り。厩舎の先輩でもある半兄グレナディアガーズ(20年朝日杯FS勝ち)に続くマイルG1奪取へ、絶好のチャンスを迎えた。

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