恐怖!? トヨタ「ハリアー」の盗難事件発生! イマ現行ではなく「10年落ち先代モデル」が狙われている!? 対策は「開けても走れませんでした」法が有効! 警戒を呼びかけ 茨城

「ハリアーの先代モデル」が狙われている  茨城県警は2025年5月13日、公式SNSを更新。県南、県西地域でトヨタ「ハリアー」の盗難被害が増えていると発表しました。 【トヨタハリアーの盗難に注意】 (画像引用:茨城県警察本部(公式) ibarakipolice)  新車の盗難防止機能の標準装備化や、市中の防犯カメラ設置などから、自動車盗(クルマの盗難)件数は、ピークであった2000年代中ごろの1割以下に減少しています。 【画像】「えっ…!」 これが「盗難されたクルマ」です! 画像で見る(28枚)  しかし、警察庁の最新データによると2024年には6080件あり、これは単純計算で1日約17台が盗まれている現状にあります。  かつての自動車盗は車種や地域を限定しないことが多い傾向にありましたが、今ではごく一部の地域で、特定の車種が狙われています。  なぜならば、窃盗団がクルマを盗む目的を「盗ったクルマを海外に持っていき、中古で売って金を稼ぐため」だからであり、海外で人気の車種にのみターゲットにしています。  例えば、中東で非常に高い人気を持つトヨタ「ランドクルーザー」や「アルファード」、レクサス「LX」「RX」のほか、東南アジア地域で人気のトヨタ「ハイエース」や「プリウス」などは窃盗団の定番車種となっています。  また、農作業などで付近にそのまま停め置かれることの多い軽トラック スズキ「キャリイ」のほか、いすゞや三菱ふそう、日野の中型トラックの盗難事例もあります。  窃盗団は海に近く、盗難車をコンテナ輸出しやすい愛知県や千葉県、茨城県で活動しており、クルマを盗んだあと、ナンバープレートを不正に加工して追跡できないようにして即座にヤードに持っていき、即コンテナ詰めにして輸出の手続きを取ります。  SNSなどでも盗難車情報が共有されていますが、一度盗難されるとほとんど取り返すことはできず、残念ながら多くが見つからぬままという状況です。  さて、今回茨城県警が発表したのは、ハリアーの盗難事例でした。千葉県と近く、また海に近い県南地域や、筑波山より西の県西地域で被害が多発しているといいます。  被害にあったハリアーのモデルは、先代のハリアーのうち、ハイブリッド車(型式「AVU65」)と、2リッターターボエンジン車(型式「ASU60」「ZSU65」)が主なターゲットだといいます。  さらに年式は2014年(平成26年)から2016年(平成28年)と、先代のなかでも初期モデルが狙われています。  実はハリアーも豪華な内外装などから海外で中古車として人気があり、中古車買い取り業者によると、「アフリカや東南アジアでの需要が高い」といいます。  こうした地域で車体丸ごと売りさばくほか、車体をいくつかのコンポーネントで切断して安価に運び、現地で組み立てるという方法もあるようです。  茨城県警は「トヨタハリアーの盗難被害が増えていますのでご注意ください」と呼びかけています。 みんなでやろう! #自動車盗対策 !愛車を守るためには、見せる対策、見えない対策の複数対策! (画像引用:茨城県警察本部(公式) ibarakipolice) ※ ※ ※  ハリアーをはじめ、近年のクルマはセキュリティ装置が標準装備されていますが、窃盗団は純正装置の突破方法を知っており、あらゆる手段でクルマを盗んでいきます。  今、盗難手口で主流になっているのは「リレーアタック」や「CANアタック」があります。  リレーアタックは、「スマートキー」から常に発せられる微弱電波を、違法な電波増幅器を使って「中継(リレー)」し、離れたキーがクルマの至近にあるように認識させ、ロック解除とエンジン始動を行うものです。  CANアタックは、ライトやバンパーなどのクルマの各部にコンピューターが備わっていることを悪用し、車体を一部に穴を開けコンピューターに違法機器「CANインベーダー」を割り込ませ、ハッキングしてロック解除とエンジン始動を行うものです。  こうした悪質かつ巧妙化した手口には、「物理的にクルマを出せないようにする」という単純な対策が有効です。  例えば、「ステアリングロック」や「タイヤロック」など、金属製で鍵付きの堅牢なロックを取り付けておけば、解錠とエンジン始動を許しても、走って持ち去られることは防げます。  駐車場自体も機械式立体駐車場など、オーナーでなければクルマを出せないところを選ぶのもひとつの方法です。  さらに、窃盗団にとっては目立って見つかることがリスクのため、駐車場内に防犯カメラやセンサーライトの設置、人目につく場所なのかどうかをチェックすることも対策になります。  茨城県警では盗難防止策として、堅牢な装置で物理的に動かなくする「タイヤロック」「ステアリングロック」、バッテリーを外されても動く「独立型の警報装置」や、盗まれても居場所を特定できる「GPS機器等の搭載」、怪しい人物を録画する「ドライブレコーダーの設置」などを提案。  また、これら「いずれかひとつ」ではなく、複合的に組み合わせることで効果を発揮するとしています。

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