日本から約1万4000キロ離れた南極とつなぐ特別授業が、浜松市で行われました。生徒たちはどのようなことを感じたのでしょうか。 15日、浜松西高校と中等部の生徒、約1150人が集まった体育館のスクリーンに映し出されたのは…。 （南極･昭和基地の隊員） 「きょうの気温は何度ですか？」「温度計を持ってきましたが、今はマイナス10度くらいですね」 南極･昭和基地の観測隊員です。 この授業は、南極の観測隊員とゆかりのある学校を中心に全国で行われていて、司会を務めた黒田真央さんは、浜松西高校の卒業生。南極の海洋ごみやマイクロプラスチックについて研究しているといいます。 浜松から約1万4000キロ離れた南極と衛星回線を使ってリアルタイムでつなぐこの特別授業。隊員が南極での観測活動や日常生活などを紹介し、生徒からの質問に答えていきました。 冬は平均でマイナス20度となる極寒の世界での生活、そして様々な自然現象。南極からの“特別授業”は、生徒たちにとって貴重な経験となったようです。 （高校3年生） 「南極に行ってみたいという気持ちが生まれて」「何らかのかたちで行けるかもしれないと考えたので、それに向けていろいろ頑張りたい」 （中学3年生） 「自分も将来、世界に先輩のように羽ばたいていけるような人間になれるようにこの学び舎で頑張っていきたい」 南極隊員による特別授業は、2026年2月までに、全国14の学校で行われる予定です。
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