小学生がひき逃げされた事件で、車に同乗していたとみられる中国籍の男性から警察が任意で事情を聞いていることがわかりました。 記者 「事件現場から逃走したとみられる車が住宅地にとまっています」 15日夜、埼玉県三郷市にある住宅の駐車場にとめられていた車。ボンネットには大きく「ディフェンダー」の文字が。ひき逃げ事件で逃走していた車が見つかったのです。 14日夕方、三郷市で下校中の小学生が車にひき逃げされ、6年生の男の子4人がケガをした事件。その逃走の様子は、複数のドライブレコーダーにとらえられていました。 それによると、ひき逃げの現場からいくつも角を曲がりながら、東の方向に逃走した車。新たに入手した防犯カメラでは川沿いを走る様子も。その場所が、現場から南におよそ2キロほど離れた場所。そして、車が見つかったのはそのすぐ近く、住宅街の路地にある駐車場でした。 レッカーされた車の右前の部分には、青い傷のようなものがあるのがわかります。 車が見つかった場所の近くに住む人は—— 発見場所の近隣住民 「あの車種かはわからないけど、SUVででかいから入れるの苦労して何回も切り返して入れてるの1回見たことある」 警察は16日、新たに、車の所有者が中国籍だと明らかにしました。 さらに捜査関係者によりますと、16日までに車に同乗していたとみられる中国籍の男性から警察が任意で事情を聞いているということです。 車がとめられていた駐車場の隣には、外国人が住む社員寮がありますが、寮の住人は、この車を見たことがあると話します。 発見場所の隣の住人 「去年この車で病院に1回送ってもらったことがある。中国人、中国語で話してたので」 去年、この車を運転していたというのが寮の住人ではない中国籍の人物。ひき逃げ現場には、坊主頭の人物がいましたが—— 発見場所の隣の住人 「（運転していたのは）太ってる人。坊主頭だった」 関連はあるのでしょうか。 警察は、現場と車に残された傷を調べるとともに、車の運転手の行方を追っています。