団塚唯我監督『見はらし世代』黒崎煌代&木竜麻生が“異例”のレッドカーペットに登場

 フランスで開催中の「第78回カンヌ国際映画祭」(現地時間5月13日〜24日)の「監督週間」(5月14日〜22日)に出品され、16日に公式上映された団塚唯我監督の長編デビュー作『見はらし世代』(英題:BRAND NEW LANDSCAPE)。18日には主演の黒崎煌代、共演の木竜麻生、そして団塚監督の3人がレッドカーペットに登場した。本来「監督週間」ではレッドカーペットの慣例はないが、映画祭側からの招待により実現した。 【画像】レッドカーペットやそのほかの写真  先日行われた公式上映では、800席を超えるクロワゼット劇場が満席となり、上映後には約7分間ものスタンディングオベーションが巻き起こるなど、観客から熱い支持を受けた。  この日、黒崎と団塚監督はタキシード姿で登場。木竜は小津安二郎作品の衣装も手がけた染織工芸家・浦野理一氏による振袖をまとい、場内を魅了した。カンヌ初参加となる3人は、レッドカーペットを終えてそれぞれの感想を語った。  黒崎は「テンションが上がりました。映画祭のスタッフが歩く前に盛り上げてくれたおかげで、緊張よりも楽しめました」と笑顔。木竜は「一瞬の出来事でしたが、カーペットを歩いたあとに団塚監督が『映画作ってよかった』と小声でおっしゃっていたので、私はそれが聞けて満足です」と感慨深げに話した。団塚監督も「あっという間でしたが、楽しく3人で歩くことができました」と満足げに振り返った。  映画祭も終盤を迎えるなか、団塚監督は「日差しが強くて暖かくて、本当に晴れやかな場所」と現地の雰囲気を満喫。木竜は「街全体が盛り上がっていて、映画祭の存在の大きさを肌で感じました」。黒崎も「小さい頃からスターの集まる場所だと思っていました。実際にスターの方々が集まって、街や観光客の方々が『見つけてやるぞ!』という感じでスターを探している様子は緊張感があって面白いですね」と語った。  映画『見はらし世代』は、短編『遠くへいきたいわ』で注目を集めた団塚監督がオリジナル脚本で挑んだ長編デビュー作。舞台は再開発が進む東京・渋谷。母の死を機に、父と息子が再び向き合おうとする姿を描く。主人公・蓮を黒崎、父・初を遠藤憲一、母・由美子を井川遥、姉・恵美を木竜が演じる。映画は今秋、日本での劇場公開を予定している。

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