【独占インタビュー】与沢氏が明かした突然の「覚醒剤使用告白」のワケ…「私は『黒幕』に殺されるかもしれない」

渦中の男が、メディアの取材に初めて口を開いた。莫大な資産を築き、悠々自適の生活を送っていたはずの与沢氏に、何が起きていたのか。4月下旬、日本に帰国前の与沢氏にインタビューした。 前編記事『【独占インタビュー】与沢翼氏が語り尽くした「私が違法薬物にハマった本当の理由」』より続く。 覚醒剤を始めたきっかけ '24年7月には引き寄せられるようにドバイからタイへと居を移す。ここからどっぷりと、与沢氏は"シャブ"にはまってしまう。 なぜ覚醒剤に手を出してしまったのか—。記者がそう問うと、与沢氏は落ち着いた口調でこう語りだした。 「アイス(覚醒剤)を始めたきっかけは奥さんに捨てられるという恐怖心からです。そう思い始めたのは'22年頃のドバイでの生活からでした。僕の中で色んな仮説はありますが、事実ベースで言うと、同年に彼女のLINEのアイコンが僕から子供たちに変わった。これを僕は、奥さんの自分への興味がなくなってしまったと受け取りました。 以降はデートに誘ってもブランド品をプレゼントしても、彼女がそっけない素振りをしているように映った。次第に奥さんから愛情のネグレクトを受けているような感覚に陥っていき、最後には彼女に捨てられてしまうのではないか、という感情が自分の中で生まれるようになりました」 すれ違いから不倫へ 与沢氏は'16年、'21年、'23年に子供を授かっている。本人いわく妊娠中にも夫婦のすれ違いがあったという。 「妊娠中でも僕は女性として見ていましたが、奥さんとしては旦那として出産に向けたフォローをして欲しかった。そこで不和が生まれていったというのもあります。 これは僕が悪いですが、そんな中であるドバイ在住の可愛い日本人の女の子にSNSでDMを送って、結果として2ヵ月間付き合ったんです。いわゆる不倫です。それが'22年6〜8月頃までの出来事です。そのことを奥さんと具体的に話したわけではないですが、僕の不倫については察している様子でした。言い訳にはなりますが、これが生まれて初めての不倫です」 タイの露天商から覚醒剤を買って 当時、与沢氏の妻が夫に対してどんな感情を抱いていたかは不明だ。だが、与沢氏の中での夫婦の危機が覚醒剤に関心を持つ契機となった。 「彼女に捨てられるという恐怖心が次第に怒りに変わり、自暴自棄になっていた。アイスに興味を持ったのはこの時期です。タイに来た直後はMDMAを使っていましたが、あるとき、露天商のセラーから『裏メニュー』として覚醒剤を勧められたのです」 売人が取り出したのはパケ(ビニール袋)に入った白い結晶。ガラス製の専用の吸引器具も見せられたという。 「覚醒剤の怖さは痛いぐらいにわかっていました。だから最初はビビって断りました。反面、MDMAは頭痛がしたり、ひどい時には過呼吸になったりとその時々の副作用があって、いつ死ぬかわからない恐怖があった。その怖さから逃げたくて'24年8月にアイスを買ったのが最初です。実際に使ってみると、確かに痛みは感じず、恐怖心も薄かった。そこからは本当にエブリデイ。毎日、アイスを炙って使っていました」 「30億円の生命保険がかかっていた」 一方、妻との関係に話題が戻ると、独自の仮説を展開する場面もあった。 「奥さんとは不和はありましたが、それなりに仲良くしていました。この程度であればいくらでも修復はできた。問題はここからなんです」 与沢氏は、夫婦関係に決定的な亀裂が入った背景には、「黒幕」がいると力説。ある実業家や暴力団の名前を出しながら、与沢夫妻を引き裂くための計画があったと語った。 「相手はプロなので証拠がない。証拠がないから誰も信じない。でも僕は100%確信しています。決して覚醒剤の後遺症ではない。これは妄想ではなく、洞察です。実際、僕には30億円の生命保険がかかっていて、僕が死ねば死亡理由を問わず奥さんに支払われることになっています。だから今も何らかの方法で殺されてしまうのではないかとビビっています。その保険はちょうど昨日、解約したばかりです」 断薬症状はまったくない 4月14日、妻子はタイから日本に帰国。与沢氏の告白投稿はその直後の出来事だ。 「カミングアウトしたのは自分の身を守るためでもあります。僕が情報を発信すれば向こうも下手に手を出せないと思ったからです。つまり防御策です。だからこうやってメディアの取材も受けています。クスリをやめたのは今年の4月4日頃です。断薬症状はまったくありません」 5月4日、与沢氏は薬物告白に関するSNS上の投稿をすべて削除した。さらにその後、本誌記者のもとにも次の内容のメールが送られてきた。 「当時、記者に対して疑いの目があり、インタビューではあえて一部嘘の話を織り交ぜてお答えした」 どうやらSNSで投稿を繰り返していた頃は混乱の極みにあったようで、本誌のインタビューを受けた際もその状況は続いていたようだ。 もう一度復活劇を見せられるか。クスリと向き合う与沢氏の日々は今も続いている。 「週刊現代」2025年5月26日号より 《はじめから読む》【独占インタビュー】与沢翼氏が語り尽くした「私が違法薬物にハマった本当の理由」 【独占インタビュー】与沢翼氏が語り尽くした「私が違法薬物にハマった本当の理由」

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