２０歳代の女性を階下に突き落として殺害しようとしたとして、大阪府警は２０日、堺市北区、販売業の男（４６）を殺人未遂と邸宅侵入の容疑で逮捕した。 男はこの女性に対するストーカー規制法違反容疑で４月に逮捕され、「女性の自転車にＧＰＳ（全地球測位システム）を付けて位置情報を確認していた」と供述したという。 発表では、男は４月８日午後１１時〜１１時１０分頃、府内のマンションに侵入。帰宅しようとした女性の背中を押して通路の階段から転落させたうえ、顔を踏みつけ、腰の打撲など２週間のけがを負わせた疑い。当時、マンション内で待ち伏せしていたという。 男は女性がアルバイトをしていた小売店の客で、調べに「ＳＮＳをブロックされたことに腹が立った。羽交い締めにして投げた」と供述。殺意は否認しているという。 事件直後に女性から府警に相談があり、ＳＮＳのやりとりなどから男が浮上。府警はその後に男が女性宅やアルバイト先の周辺をうろつく様子を確認し、４月２９日、ストーカー規制法違反容疑で逮捕した。 府警は男の供述に基づき、女性の自転車からＧＰＳの発信器を押収。女性宅やアルバイト先に近づくと、男の携帯電話に通知される設定になっていたという。 ＳＮＳには男が何度も食事に誘い、女性が断る内容のメッセージが残っており、府警は男が一方的に好意を抱いていたとみている。
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