クルマづくりが変わる!? 新型「RAV4」世界初公開! トヨタ独自「Arene」採用しSDV量産へ 交通事故ゼロを目指す

ソフトウェアづくりプラットフォームAreneが新型「RAV4」の開発に初採用  ウーブン・バイ・トヨタ(以下、WbyT)は、トヨタの新型「RAV4」の開発に、ソフトウェアづくりプラットフォームであるAreneが初めて採用されたことを発表しました。  新型RAV4は2025年度内の発売が予定されており、ソフトウェア開発にAreneが採用された最初のクルマです。 ソフトウェアづくりプラットフォームAreneが新型「RAV4」の開発に初採用 【画像】超カッコいい! これがトヨタの新型「RAV4」です! 画像で見る(30枚以上)  WbyTは、トヨタグループの一員として、自動運転技術やArene、Woven City、さらには投資ファンド「Woven Capital」を通じて、モビリティの常識に挑戦することで、安全でつながる社会の実現と、人の可能性を広げる世界を創造している会社です。  そのなかでAreneは、トヨタが長年培ってきたモノづくりの知見をソフトウェア開発に活かし、安全・安心で高品質なクルマを実現するためのプラットフォームです。  ソフトウェア定義車両(SDV:Software Defined Vehicle)の開発を加速させ、SDVの開発を加速させ、交通事故ゼロ社会を目指していくとしています。  なおAreneは以下の3つの要素で構成されています。 -  ●Arene SDK(開発を効率化する基盤)  Arene SDK(Arene ソフトウェア開発キット)は、ソフトウェアの構成部品をモジュール化し、ソフトウェア開発を効率化する基盤となるものです。  これまで車種ごとに複雑に絡み合っていたハードウェアとソフトウェアの開発を分離。  設計から運用まで一貫した基盤を構築し、同一アプリケーションを複数車種に展開可能にします。  新型RAV4では、Arene SDKを活用して、新型マルチメディアの音声対話サービス、センターディスプレイ及びトヨタの予防安全パッケージである「Toyota Safety Sense(以下、TSS)」を開発しました。  ●Arene Tools(仮想環境で開発を加速)  Arene Toolsは、ソフトウェアの検証を効率化するツール群です。  実車による検証を減らし、仮想環境で機能の確認や評価を行うことで、開発スピードを向上させます。  新型RAV4では、シミュレーションツールを用いてさまざまな運転状況を検証し、TSSの開発を強化。早期に高精度な機能を作り込みを行ったといいます。  ●Arene Data(データを活用した継続的な進化)  Arene Dataは、走行データを安全に収集・分析する基盤です。  同意を得たユーザーのデータを活用し、自動運転や先進運転支援システムの機能向上、車両のソフトウェアアップデート(OTA)、車内アプリケーションのカスタマイズをサポート。  新型RAV4では、TSSのデータ収集にArene Dataを採用し、さらなる安全性の向上につなげています。 - Areneを通じたもっといいクルマづくりとは  新型RAV4では、Areneを活用してTSSのAIモデルを構築。周辺認識やドライバーの異常検知の技術を強化し、ユーザーインターフェースも改良し、より直感的で安全な運転体験を提供するとしています。  今後Areneの採用により、開発期間の短縮が可能になり、ユーザーにいち早く高品質なクルマを届けることが可能になるようです。  また、Arene Dataを活用した継続的なソフトウェア更新により、購入後もクルマが進化することで、ユーザーひとりひとりに寄り添ったパーソナライズされたモビリティ体験を実現していくとしています。 新型RAV4では、先進運転技術やコックピット周辺をAreneを活用して開発を進めたという  新型RAV4の開発に用いられたAreneについて、ウーブン・バイ・トヨタの代表取締役Chief Executive Officerを務める隈部肇氏は次のように話しています。 「Areneを活用することで、より多くの多様なデータを世界中から集めることができるそういったものを今後のクルマの継続的に進化に生かすことができます。  そういった意味で、この新型RAV4を出発点として、『町いちばん』のクルマづくりにも貢献できるということで非常に大きな力だというふうに考えております。  今後もSDVで1番の目的である交通事故ゼロ社会を目指して、進化させていきたいというふうに考えております。  最後にWbyTは、人・モビリティ・社会といった三位一体で、安心安全なモビリティ社会の実現に取り組んでいきます」

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