綾野剛×柴咲コウ×亀梨和也、撮影の裏話も語る! 『でっちあげ』特別映像2本同時解禁

 綾野剛が主演し、柴咲コウや亀梨和也らが共演する三池崇史監督作『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』より、綾野、柴咲、亀梨のコメント映像と本編&メイキング映像を掛け合わせた特別映像「感想編」「共演編」、場面写真3点が解禁された。 【動画】「芝居合戦というよりはノーガードの撃ち合い」特別映像「感想編」  本作は、第6回新潮ドキュメント賞を受賞した福田ますみのルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫)を、三池崇史監督のメガホンで映画化。  2003年、小学校教諭・薮下誠一(綾野)は、保護者・氷室律子(柴咲)に児童・氷室拓翔への体罰で告発された。体罰とはものの言いようで、その内容は聞くに耐えないいじめだった。これを嗅ぎつけた週刊春報の記者・鳴海三千彦(亀梨)が“実名報道”に踏み切る。  先日、「世にも<奇妙>な家庭訪問」と題し、殺人教師の疑惑をかけられた薮下(綾野)とその対象とされる児童・拓翔への体罰を訴える母親・氷室律子(柴咲)、双方の主張をもとにした回想シーンの本編映像が公開され、2人の演技力への絶賛や期待の声などが続出した本作。この度、綾野、柴咲、亀梨のコメント映像と本編&メイキング映像を掛け合わせた特別映像「感想編」「共演編」の2本が同時解禁された。  「感想編」は、薮下誠一役の綾野、氷室律子役の柴咲、週刊春報の記者・鳴海三千彦役の亀梨が、それぞれのキャラクターに絡めて、本作の感想を語ったもの。映像に登場するのは、朝の薮下家でのワンシーン。顔面蒼白の薮下が震える手で持った週刊誌には、自身の名前とモザイク入りの顔写真が添えられた記事が。テレビからは「悪魔のような教師」と読み上げるアナウンサーの声が聞こえ、玄関前には何十人もの報道陣が押し寄せる。  世間に追い詰められていく薮下を演じた綾野は「彼(薮下)があらゆることに巻き込まれていくわけですが、“巻き込まれている”という見方だけが正しいのかといわれると、それも違う気がする」「それぞれが信じているものを信じ抜くということに、それぞれが立っていたという印象を受けました」とコメント。豪華キャスト陣との共演については「芝居合戦というよりはノーガードの撃ち合いのよう」だと振り返った。  律子役の柴咲は「お芝居をする側としてのワクワク感」「『綾野さんとバチバチできるのかな?』みたいな」と、俳優としての高揚感があった様子。律子を演じるにあたっては「確固たる強さ」を表現するため、瞬きを控えるなど目に見える形でも役作りを工夫したと明かす。  「記者としての正義・使命」を全うすべく事件を追いかける鳴海役の亀梨は「人間の複雑さ」「一つの答えには辿り着かないもどかしさが、この映画の魅力」だと語る。そして、自身の役について「記者としての正義や使命があったと思う」と振り返り、その表現の仕方について強弱を大事にして演じたことを明かした。  最後は綾野が「あらゆることはそんなに単純じゃなくて、あらゆる真実が混在している。角度によって全部違う」とコメント。三池監督が作り上げるエンタメ作品としての面白さを感じながら、作品の中で薮下の人生を生きたようだ。  「共演編」では、キャストがお互いの印象を明かす。綾野が「とてつもない緊張と高揚が連鎖した」と振り返るのは、律子の供述をもとにした家庭訪問の回想シーン。片手にタオルを持ちながら、靴下のまま部屋に入ってくる薮下。濡れた前髪から覗く目は、狂気に満ちている。このシーンについて綾野は「柴咲さんから出ている律子のムードを受け取れたので、あの薮下が生まれた」と、柴咲あってこその演技だったと語った。  一方柴咲も、綾野について、一つ一つの仕草を挙げながら「薮下先生の振る舞い方を作るのが本当に上手だった」と絶賛する。  その後映し出された、カラスの鳴き声が不気味に響く薮下家の玄関前のシーンには、14年ぶりの共演となった綾野と亀梨の姿が。このシーンについて亀梨は「役として(綾野に)しっかり突っ込んでいけるか」が肝だったといい、綾野の現場での出で立ちや向き合い方に「真似したくてもできない」と感動した様子。綾野も「(亀梨に)引き出されて、見たことのない声やパワー」が出たそうで、「(役を)ちゃんと自分ごととして捉えている姿」に改めて感銘を受けたと語った。  さらに綾野は、三池監督を「俳優が何をするかということを受け止めてくださる」と評し、綾野が何パターンか提案(演技)した後、いずれかを選択する形で撮影を進めたと裏話を明かした。「全体の空気が凍る」「怖かった」などと、綾野・亀梨が口を揃えて話した、柴咲の渾身の“怪演”にも要注目だ。  併せて、場面写真3点も解禁された。  映画『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』は、6月27日より全国公開。 ※高嶋政宏の「高」は「はしごだか」が正式表記。

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