新型「“3人乗り”スポーツクーペ」登場へ! 全長4.2mサイズの「流麗デザイン」に軽量ボディ×リア駆動を採用! 「ヤマハの技術」も搭載するケータハム「プロジェクトV」来春に発表か

一度「里帰り」も来年には正式発表か  2025年4月11日から3日間開催された、自動車文化を愉しむイベント「オートモビルカウンシル2025」で、ケータハムは開発中のEVスポーツカーのコンセプト「プロジェクトV」を展示しました。  2024年1月に開催のカスタムカーショー「オートサロン2024」を皮切りに、日本でも様々な場所で展示が行われましたが、4月でいったん“見納め”となるそうです。 ケータハム「プロジェクトV」[オートモビルカウンシル2025展示車両] 【画像】超カッコイイ! これが「新型3人乗りスポーツカー」です! 画像で見る(65枚)  プロジェクトVは2023年7月12日、英国の自動車イベント「グッドウッドフェスティバルオブスピード」にて世界初披露されました。  コンセプトカーですが、市場投入を前提とした新たな「ケータハムの未来」として紹介されました。  そのデザインを手掛けたのが、2023年5月にケータハムのチーフデザイナーに就任したアンソニー・ジャナレリ氏でした。  ジャナレリ氏は、様々な分野の工業デザイナーとしての実績に加え、中東初のスーパーカーメーカー「Wモータース」のデザインディレクターを務めるなど、自動車分野でも活躍。  さらに自身の名を冠したスポーツカーを手掛けるほど“カーガイ”(クルマ好き)でもあります。ケータハムの愛好家でもあるため、ケータハムのアイデンティティにも理解がありました。  それだけにクルマ好きの想いを熟知しており、ケータハムらしい軽さと走りを想起させるスマートなスタイリングを作り上げ、電動車ながら、新たなピュアスポーツカーとして大きな反響を呼びました。  そして、もうひとつ注目すべきは、これは親会社である日本のVTホールディングスの協力により、開発の中心地が日本とされたことでしょう。  日本では、東京オートサロン2024にて初公開され、ケータハム初の電動スポーツクーペとして話題となりました。  同年10月にはヤマハ発動機との協業が発表され、ケータハムと東京R&Dが開発生産を進めるプロトタイプへのeアクスルを供給するだけでなく、運動制御領域においても、同社の技術と知見が提供されることが明かされました。  さらに12月には、台湾のシンモビリティーが開発した液浸冷却バッテリーパックの採用することも発表されるなど、開発が着実に進んでいることをアピールしました。  2025年1月の東京オートサロンでも、プロジェクトVが登場しました。  英国車らしいグリーン系パールのカラーリングから一転、メタリックホワイトへとボディカラーが変更し、ファンを驚かせました。これはラッピングによるカラーチェンジでしたが、日本で人気の白色も良く似合うデザインであることを示しました。  さらに今回のオートモビルカウンシル2025でも展示されましたが、このイベントは、プロジェクトVを日本でも鑑賞できる貴重な機会のひとつとなりました。4月のイベント展示をもって、同車両は本国英国のケータハム社に戻され、欧州でのプロジェクトVのPRに使われる予定です。  ちなみにこのコンセプトカーは、イタルデザインが制作した走行可能なものですが、通常のクルマのような運転操作はできず、専用のコントローラーで可動するものでした。このため、動画で走行シーンが披露されていたのは、そのためです。  しかし、日本から離れてしまうからといって、決して寂しがる必要はありません。  ケータハムジャパンによれば日本での開発が進行しており、2026年初頭には、プロトタイプのお披露目を予定しているとのことです。  そのため、ますますプロトタイプのプロジェクトVがどのようになるのかは気になるところ。  そこでオートモビルカウンシル2025のタイミングで来日したジャナレリ氏の発言によると、量産化に向けたデザインの修正が行われ、ボディサイズが若干大きくなるそう。  さらにフロントとリアのデザインにも修正が加えられ、インテリアもより実用的なものに変更されるとのことです。  前後のデザインは、安全基準の適合やメカニズムの搭載内容やサイズがより具体的になってきたことがあるのでしょう。  現在明かされている目標スペックは、ボディサイズが全長4255mm×全幅1893mm×全高1226mm。ホイールベースが2581mm。車両重量が1190kg未満(3人乗り仕様)。  パワートレインは、モーター最高出力が200ps。最高速度が230km/h。0-100km/h加速が4.5秒以下。  駆動用バッテリー容量が55kWhで、充電時間が150kW出力の急速充電器を使用して、20%から80%まで回復させるのに15分。航続距離が400km(WLTP)。  前後サスペンションがダブルウイッシュボーンとすること。ボディ構造がカーボンファイバーとアルミニウムの複合であることなどが明かされています。  ここからは、あくまで筆者(大音安弘)の想像ですが、サイズアップと前後の修正という点からは、よりグラマラスで迫力あるデザインになることも予想できます。  またインテリアも実用性を高めるとのことなので、コンセプトの特徴であった3シーターから4シーターのみに置き換えられる可能性もあるでしょう。  そのため、スペックにも多少の変更が生じるかもしれませんが、よりポジティブなものとなると期待したいところです。  注目のお披露目のタイミングですが、日本初公開の場ともなった来年1月のオートサロンが期待大でしょう。  少なくともその場では最新情報が明かされるでしょうから、楽しみに待つことにしましょう。

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