「クラウンセダン」に“専用内外装”のモデル登場 　トヨタは2025年5月22日、「クラウンセダン」に2つの特別仕様車を設定しました。 　いずれのモデルも、6月2日に発売します。 「クラウンセダン」特別仕様車登場 【画像】超カッコいい！ これが「黒すぎるクラウンセダン」です！ 画像で見る（90枚以上） 　トヨタ「クラウン」シリーズの現行型は16代目で、2022年に発表されました。 　従来のセダンに加え、「クロスオーバー」「エステート」「スポーツ」という計4タイプが用意され、またグローバルカーとして国内にとどまらずワールドワイドに展開されることになりました。 　このうちクラウンセダンは、2023年11月に発売。ほかの3タイプがこれまでなかったクロスオーバースタイルに変化したのに対し、歴代のクラウンらしい特徴を継承した「正統派」モデルです。 　独立トランクを持つ4ドアセダンボディで、駆動方式もFR（後輪駆動）を採用。パワートレインは、2.5リッターエンジンの「マルチステージハイブリッドシステム」（以下HEV）もしくは、クラウン史上初となるFCEVも用意しています。 　ボディサイズは、全長5030mm×全幅1890mm×全高1475mm、ホイールベースは3000mmです。 　エクステリアやインテリアは、クラウンらしい威厳や落ち着きを感じさせ、ショーファーカーとして使用するにふさわしいフォーマルな印象を与えるとともに、後席の居住性を最大限に配慮したものとなっています。 　今回登場した特別仕様車は、クラウンの誕生70周年を記念する「Z“THE 70th”」と、現行型クラウンのみを展開する専門店「THE CROWN」専売の「Z“THE LIMITED-MATTE METAL”」です。 　Z“THE 70th”は、「世界に誇る日本のクラウン」を表現した専用内外装をあしらったモデルです。 　エクステリアでは「プレシャスメタル×プレシャスホワイトパール」「プレシャスメタル×プレシャスブラックパール」の2つの専用ボディカラーを用意しました。 　また、マットブラック塗装を施した20インチアルミホイールや、THE 70thロゴをあしらった専用サイドデカールも設定しています。 　インテリアでは、特別色「ブラックラスター」を設定したほか、インパネやセンターコンソール、ドアトリムの杢目パネルを精悍な専用ブラックに変更し、特別感を演出しています。 　さらに、シフトノブや専用キー、プロジェクションカーテシイルミ、マニュアルケースなどにもTHE 70thロゴを施しています。 　新クラウン セダン Z“THE 70th”の価格（消費税込）は、755万円から855万円です。 ※　※　※ 　もう1タイプの特別仕様車「Z“THE LIMITED-MATTE METAL”」は、クラウンクロスオーバーやクラウンスポーツにも設定されている同名の特別仕様車と同じシリーズで、専用のマット塗装のほか、専用内装をあしらっています。 　エクステリアはTHE LIMITED-MATTE METALシリーズ共通の「マットメタル」に、匠の技術によって塗装面の手入れを楽にする「特殊表面処理（TMコート）」を採用。専用のマットブラック塗装を施した20インチアルミホイールも装着しています。 　インテリアでは、THE LIMITED-MATTE METALシリーズや今回のTHE 70th同様で、ブラックラスター色仕上げとインパネ加飾などのブラック杢目を採用しています。 　ステアリングやシフトノブには滑り止めのディンプル加工を施し、インパネにはTHE LIMITED-MATTE METAL専用のレーザー刻印を追加しています。 　このほか、専用キーやマニュアルケースも付属し、所有感を満たす仕上がりです。 　新クラウンセダン Z“THE LIMITED-MATTE METAL”の価格（消費税込）は、810万円から910万円です。