企業の株主対応支援などを行う「アイ・アールジャパン」本社が、不正な株取引に関わった社員の関係先として、22日、証券取引等監視委員会の強制調査を受けたことがわかりました。 金融商品取引法違反の疑いで22日、証券取引等監視委員会の強制調査を受けたのは、東京・千代田区の「アイ・アールジャパン」本社です。 関係者によりますと、アイ・アールジャパンの企業のIR＝投資家向け広報の支援を担う社員が、顧客企業の未公表のIR情報（投資家向け広報）を知人に漏らし、インサイダー取引に関わった疑いが強まったということです。 この社員は、顧客企業のIRを支援する業務を担っていたということで、この社員の情報をもとに知人の証券口座で、株取引が繰り返されたとみられます。 証券取引等監視員会は、東京地検特捜部への告発も視野に調査を進めるものとみられます。 親会社の「アイ・アールジャパンホールディングス」は22日夜、「子会社の社員が証券取引等監視委員会の調査を受けていることは事実であり、グループといたしましては、調査に全面的に協力してまいります」などとするコメントを発表しました。
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