「オークス・Ｇ１」（２５日、東京） ４番人気のカムニャック（牝３歳、栗東・友道）が大外から豪快に差し切ってＧ１初制覇を飾った。２着は先に抜け出した２番人気のアルマヴェローチェ、３着には内からしっかりと伸びた１０番人気のタガノアビーが入った。勝ち時計は２分２５秒７（良）。 鞍上の短期免許で来日中のＡ・シュタルケ騎手はこれがＪＲＡ・Ｇ１初制覇。５１歳４カ月２２日でのＶで、０９年にブエナビスタで制した安藤勝己元騎手の４９歳１カ月２７日を更新するレース史上最年長制覇となった。友道師はオークス初制覇で、これでクラシック完全制覇は桜花賞を残すのみとなった。 天皇賞・春はビザンチンドリームで２着に終わったが、鞍上はこれが日本で待望のビッグタイトル奪取。シュタルケは「ありがとうございます」と日本語で感謝の第一声。「そこまでペースが流れていなかったのでどうなるかという感じがあったのですが、最後の直線で前があいてからはすごくいい脚を使ってくれました」とパートナーの奮闘をたたえ、「５週前に勝ったばかりでしたが、この前ほど掛かる感じもなく走ってくれました。彼女に感謝ですね」と声を弾ませた。
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