国民民主党の玉木雄一郎代表が狙われている！？　玉木氏は２５日、都内で行われた党の街頭演説会に出席。東京都議選と参院選に向けて気合を入れていたが、不穏な情報もある。 　玉木氏は東京・銀座の数寄屋橋交差点付近の演説で「皆さんの手取りを年間１０万円から２０万円増やしたい」と力説。コメの価格が高止まりしている問題については、「『コメを作るな』ではなくて作りたい人には作ってもらう」と主張。コメが増えればコメの価格は下がってしまうが「その代わり農家の営農継続可能な所得を補償する」と説明した。 　今週の衆院農林水産委員会では小泉進次郎農水相に対して質問に立つ。玉木氏は「消費者にも生産者にも納得いただける本物のコメ政策の改革をやろうじゃないかと、小泉大臣に迫りたい」と意気込んだ。 　約３０分の演説の中では、玉木氏が弱音を吐く一幕もあった。「いろいろご心配をかけています。全国比例の候補者擁立では、ネットでもリアルでもいろんな声をいただいています」と神妙な表情をしてみせた。 　同党は１４日、参院選比例候補者に山尾志桜里氏、須藤元気氏、足立康史氏、薬師寺道代氏の４人を公認したと発表していたが、これの評判がすこぶる悪いのだ。 「真摯に全部受け止めたいと思います。私、メンタル強い方なんだけど、結構毎日毎日言われるとヘコむんで。そんな中、頑張れという声をいただいて大きな勇気と活力になっている」と吐露した。 　批判に揺れる同党に狙いをつけているのが、つばさの党の黒川敦彦代表だ。この日の�（旧ツイッター）で「国民民主党　不倫まみれ　というテーマで、ヘイヘイヘイをやってくれと言う要望があるのですが逮捕されない範囲で、やってほしい、イエスｏｒノー、ご意見ください」と関心を示したのだ。 　つばさの党といえば、昨年４月の東京１５区補選で都民ファーストの会や立憲民主党の候補者の演説に突撃する手法が問題視され、黒川氏らが公選法違反で逮捕・起訴されていた。他陣営に対して「ヘイヘイヘイ〜」とマイクでがなり立てる様子は話題となった。 　参院選では玉木氏がヘイヘイヘイの対象になってしまうのか。もっとも、つばさの党対策については、都民ファにノウハウが蓄積されている。国民民主党は都民ファと距離が近く、つばさの党対策でも協力関係ができるかもしれない。 　ところが、そう簡単ではないという。都政関係者は「都議選では国民民主と都民ファの間で選挙区の調整が行われています。それでもお互いに不満がたまっているのです。勢いのある国民民主からすると『もっと候補者を立てるべきだ』となるし、過去の国政選挙で国民民主を支援してきた都民ファからすると『立てすぎじゃないか』となる。参院選での協力関係は果たしてどうなるか」と話した。いったいどうなるのか。