【エルサレム＝福島利之】パレスチナ自治区ガザ当局は２５日、ガザでイスラエル軍の攻撃などによって死亡した記者が、２０２３年１０月に戦闘が始まってから２２０人になったと発表した。 ガザでは民間人の自宅が標的となる事例が相次いでおり、イスラエル軍に対する批判が強まっている。 発表やロイター通信などによると、ガザ北部のジャバリヤで２５日、地元パレスチナ人記者の自宅がイスラエル軍に空爆され、記者と家族数人が死亡した。ガザ当局は、国際ジャーナリスト連盟（本部・ブリュッセル）などに対し、イスラエルを非難するよう訴えた。 ロイターは中部ヌセイラットでも２５日、現地の救急隊員が夫婦で在宅中、自宅が空爆されたと報じた。 また、赤十字国際委員会（ＩＣＲＣ）は２５日、南部ハンユニスの職員２人が２４日に自宅を攻撃されて死亡したと発表。ＩＣＲＣは声明で、「民間人の死者が耐えがたい数となっている」として停戦を呼びかけた。 ハンユニスでは２３日、医師夫妻の自宅がイスラエル軍の空爆を受け、生後７か月から１２歳の子ども１０人のうち９人が死亡した。
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