面倒な住所の入力が楽になるのでしょうか? 日本郵便が始めた新たなサービス「デジタルアドレス」について解説します。 ■あなたの住所が「7ケタの英数字」に…日本郵便の新サービス 藤井貴彦キャスター 「『あなたの住所が7ケタの英数字になります』という触れ込みで、たとえばある人が『デジタルアドレス』を希望した場合、いま住んでいる自宅の住所が『ABC-12D6』といった『7ケタの英数字』になり、いちいち入力したり書いたりする手間が省ける、というモノなんです」 長濱ねるさん(俳優・タレント・『news zero』火曜パートナー) 「とても便利になりそうですが、デメリットや危険性はあるのでしょうか?」 藤井キャスター 「気になりますので、小栗泉・日本テレビ解説委員長が解説します」 ■入力を楽に… デジタルアドレスの使い方は? 小栗泉・日本テレビ解説委員長 「はい、まず私も勘違いしていたんですが、デジタルアドレスの『7ケタの英数字』は、手紙やはがきなどに住所代わりに手書きをしても、届きません」 「じゃあ、どうやって使うのか。現在使えるのは、日本郵便の『ゆうパック』などの送り状をスマートフォンやパソコンで作成するサービスで、なんです。この『7ケタの英数字』を入力すると、住所が自動的に入力されるという使い方です」 藤井キャスター 「これまでも郵便番号を入力すると、番号検索である程度のところまで住所が出てくるサービスがありますよね。あれよりも便利になる?」 小栗委員長 「そういうことです。郵便番号の場合、『7ケタの数字』を入力しても個人の番地やマンションの名前は出てきませんよね。『デジタルアドレス』の場合、個々人のマンション名や、部屋番号まで登録することができ、入力を省くことができます」 ■未来はどうなる? サービスの広がりにも期待 小栗委員長 「また、現在は送り状だけのサービスですが、将来は日本郵便以外のネット通販や、今はいちいち手書きしている病院の問診票、ホテルのチェックイン、さらにはタクシーの行き先を、この7ケタで伝えるといったサービスへの広がりが期待されています」 「さらに便利な点は『引っ越し』の時です。デジタルアドレスはそのままで住所変更をできるので、今後こういった複数のサービスに広がっていった時、デジタルアドレスを登録しておけば、住所変更は1回で一気に片付けられるということなんです」 ■サービス広がれば悪用される懸念…ゼロではない 藤井キャスター 「でも、デジタルアドレスを誰かが盗み見てしまったら、住所が漏れるのではという心配があるかと思うのですが」 小栗委員長 「そのあたり、インターネット上のトラブルに詳しいITジャーナリストの井上トシユキさんにうかがったところ、デジタルアドレスと名前などの個人の情報はひも付いていないので、現状はそれほど心配ないものの、サービスが広がっていけば、IDの乗っ取りや、本人になりすましをして架空の注文をするなど、悪用される懸念はゼロではない。迷っている人は、今すぐではなく『利便性があるのか』『トラブルや改善』を確かめてから取得しても、遅くはないと思うということでした」 小栗委員長 「日本郵便では『デジタルアドレスは住所と同じように大切に取り扱い、ご自身で慎重に管理してください』と呼びかけています」 藤井キャスター 「長濱さんは、どうみていますか?」 長濱さん 「私は長崎の実家に荷物を送るのによく利用しているので、毎回、入力する手間が省けたり、書き間違いもなくせるので、いいなと思いました。海外の方に便利に利用してもらえそうですし、デメリットに注意しながら、今後どう使い方が広がっていくのか、注目したいと思います」 (5月27日放送『news zero』より)