熊本県立大津高校サッカー部の部員2人が下級生に全裸で土下座を強要したとして罪に問われている裁判で、下級生の被害男性は「2人を一生許さない」と話しました。 【写真を見る】高校サッカー部「全裸で土下座」 被害者が証人尋問「2人を一生許さない」 熊本地裁 この裁判は、被告の2人が2年生だった2022年、1年生の男性に、全裸で土下座を強要したとして罪に問われているものです。 28日は証人尋問が行われ、法廷に立った被害男性は、被告の2人から日常的に“しごき”として殴られたり蹴られたりされる「怖い存在だった」とした上で、「あだ名を言ったから謝るのが普通」「土下座で謝れ」と言われ、何度か拒んだものの高圧的な態度で強要されたと証言しました。 また全裸で土下座する被害男性に対し「痩せている。栄養失調か」などと言いながら、2人が写真や動画を撮ったと話し、当時の心境を問われると「死にたかった」と答えました。 最後に被害男性は「高校に行ったことを後悔している。今後どうしていけばいいか分からない。2人を一生許さない」と声を震わせました。 一方で被告の2人は「全裸と土下座を強要していない」と、起訴内容を否認し、無罪を主張しています。
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