「高円宮家の三女・守谷絢子さんは3人のお子さんを出産していますが、宮内庁は出産日当日に発表していました。 いっぽう秋篠宮家の長女・小室眞子さんについては、メディア各社から相次いで出産についての確認があったにもかかわらず、宮内庁も皇嗣職も沈黙を貫いています(5月26日現在)。前例のない“塩対応”であり、そういった意味でも異例すぎる出産といえるでしょう」 そう語るのは皇室担当記者。小室圭さんと眞子さんが、渡米してから約3年半。5月19日に「現代ビジネス」が小室夫妻の出産準備と転居、さらに22日に「女性セブンプラス」が眞子さんの第1子出産を報じた。 前出の皇室担当記者が続ける。 「眞子さんの第1子といえば、秋篠宮ご夫妻にとっては初孫にあたります。本来は慶事ですが、宮内庁も対応に苦慮しているのです」 アメリカで小室夫妻の後見人を務めているという実業家・伊勢彦信氏は本誌の取材にこう答えた。 「私も眞子さんが出産されたという、おめでたいお話は伺いました。ただ性別などは伺っていません。 お2人は、ニューヨークで地に足をつけた生活をおくっておられます。ロースクールを卒業して数年ぐらいでは、NYで弁護士活動はできません。それが小室さんはすでに一人前の活動をしています。私の支援というよりも、NYの日本人弁護士会が小室夫妻を応援してきたためでしょう」 ——眞子さんと秋篠宮ご夫妻は疎遠になっているそうですが? 「それはどうされていくのか他人にはわからないものです。とにかくおめでたいことでなによりです」 しかし仕事で成功しているといういまでも、小室夫妻に対して批判的な国民は多い。また渡米してから秋篠宮家の方々と子さんは一度も対面していないのだ。 「一部では、近いうちに4年ぶりのご家族再会が実現するのではないかとも報じられています。今年9月に悠仁さまが成年式に臨まれますが、小室夫妻も親族として招待されるのではないか、という内容です」(前出・皇室担当記者) だが秋篠宮家に近い関係者は“小室夫妻が成年式に招かれることは絶対にありえない”と断言する。 「かつて多くのご公務を担っている秋篠宮ご夫妻の評価は高く、子さんも“皇室一の優等生”とも呼ばれていました。 その秋篠宮ご一家のイメージダウンのきっかけとなったのが、小室圭さんの母・佳代さんの借金トラブル発覚だったのです。 秋篠宮さまは、小室さんにトラブルについて説明するように求めましたが、ようやく公表された説明文書も、国民が納得できるものではありませんでした。さらに結婚後の記者会見でも、小室夫妻は結婚を認めなかった国民に対して敵意をむき出しにしていました。 いまも秋篠宮家に対してはバッシングが続いていますが、ご夫妻は、一般人同士の金銭トラブルに介入した眞子さんの当時の対応も、その要因の一つであると考えられているのです」 ■佳子さまもほとんど姉に連絡をとらず…… 皇位継承順位第2位の悠仁さまの成年式は、秋篠宮家にとって記念すべき晴れ舞台となる。 「“初孫”が生まれたからといって小室夫妻を招待すれば、悠仁さまの晴れの場に“水を差す”ことは明らかです。宮内庁や皇嗣職が、眞子さんの出産についてふれたがらないのも、そういった秋篠宮ご夫妻のご意向があるからなのでしょう。 さらにいえば、佳子さまも最近は眞子さんとほとんど連絡をとられていないと聞いています。佳子さまはかつて“結婚により皇室を脱出したい”というお考えだったそうですが、いまはご公務に非常に熱心に取り組まれており、この3年間でご心境の変化がおありだったのでしょう。眞子さんのアメリカでの生活ぶりに落胆されているのかもしれません」(前出・秋篠宮家に近い関係者) 秋篠宮ご夫妻は、小室さん一家を、悠仁さまのお立場を揺るがしかねない存在と見なされているようだ。 「愛子さまのご成長とご活躍により、“女性天皇”を求める声は高まっています。毎日新聞が5月中旬に実施した世論調査では、『女性が天皇になること』という設問に対して、賛成は70%で反対はわずか6%でした。 実際SNSなどでも、“秋篠宮家の方々が天皇に即位することは喜ばしくない”といった声もあり、その理由の一つが、小室圭さんの存在のようです。 もし小室さん一家がアメリカで、何らかの騒動に巻き込まれたりすれば、“悠仁さまは将来の天皇にふさわしくないのではないか”といった意見が噴出する可能性も高く、それだけに紀子さまは、小室さん一家との“家族づきあい”は今後もできないとお考えなのだと思います」(宮内庁関係者) 静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんもこう話す。 「先日、読売新聞が、“女性天皇や、女系天皇の可能性を排除すべきではない”などと提言したことで話題を集めました。 これは国民世論を重視した見解ともいえ、今後、女性天皇の誕生を望むがゆえに、秋篠宮家へ皇統が移ることへの反発も高まっていくかもしれません。小室夫妻の来日は、そうした風潮を加速させていく可能性もあり、秋篠宮家としては避けねばならない事態ととらえているのでしょう」 “悠仁を守るためにも、孫には会わない”、紀子さまは心を鬼にして強い覚悟を固められている。