来日中のバングラデシュ暫定政権のトップ、ユヌス首席顧問が日本テレビの単独インタビューに応じ、いわゆるトランプ関税をめぐり、「富の集中は世界の緊張を高めかねない」と警鐘を鳴らしました。 バングラデシュでは去年、大規模デモにより長期政権が崩壊し、ノーベル平和賞受賞者のユヌス氏が暫定政権のトップに就任しました。来日しているユヌス氏はトランプ関税をめぐり、「富の集中で世界の格差が広がれば緊張が高まりかねない」と懸念を示しました。 ユヌス首席顧問「一部の国が豊かになる一方で、 他の国は後れをとっています。両者の距離は世界に 多くの緊張をもたらすでしょう。私たちが共存するシステムを 見つけませんか」 また、ユヌス氏は、「日本は長年の友人であり、私たちの偉大なパートナーだ」と指摘したうえで、ロヒンギャ難民問題などの解決に向け、日本にも協力を求めました。 ユヌス首席顧問「日本には発言力があります。日本は『腰を据えて話し合おう』と 国際社会で声を上げることができます」 一方、ユヌス氏は、一部メディアで辞任の可能性が報じられたことについては、「コメントしない」と述べただけでした。
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