ダイハツ「新型ムーヴ」まもなく登場! 買いやすい130万円台スタート&初の「スライドドア」採用! 全高アップ×スタイリッシュ化した「新たな軽ハイトワゴン」どんなモデルに?

新型「ムーヴ」登場へ  ダイハツは、軽ハイトワゴン「ムーヴ」のフルモデルチェンジを2025年6月に行うことを発表し、ティザーサイトを公開しました。  現時点で公開された新型車の画像は、たった3枚のみです。その写真とダイハツのラインアップから見えてくる新型ムーヴの特徴とは、一体どのようなものなのでしょう。 ダイハツ「新型ムーヴ」 【画像】超カッコいい! これがダイハツ「ムーヴ」です! 画像を見る(27枚)  まずは少しムーヴの歴史を振り返りましょう。新型で7代目を迎えるムーヴの歴史は、1995年に始まりました。  誕生のきっかけは、1993年にライバルであるスズキが投入した新感覚軽自動車「ワゴンR」でした。  軽乗用車の走りとワゴンの使い勝手を両立した軽ハイトワゴンは、ワゴンRとムーヴという2台の人気上昇とともに軽乗用車市場を席捲し、革命的な変化をもたらしました。  結果、軽乗用車の主力は「軽セダン」と呼ばれる背の低いハッチバックモデルから、軽ハイトワゴンへと移行。その次なる一手を打ったのは、ダイハツでした。  軽ハイトワゴンよりもさらに背を高めることで、さらに居住スペースの拡大させた軽スーパーハイトワゴン「タント」を2003年に投入。  さらに2007年に登場した2代目では、機能性を高めるべく、両側スライドアに加え、助手席側片側ピラーレス構造ボディによる大開口部による乗降性の良さをアピールしました。  この流れに他社も追従し、両側スライドドア×軽スーパーハイトワゴンが、主力となる現在の軽乗用車市場の礎となったのです。  その一方で、軽セダンだけでなく後席ヒンジドアの軽ハイトワゴンも主役の座を奪われることになり、ムーヴの将来に注目が集まっていました。  新型ムーヴのティザーサイトの情報によると、グレード構成は、自然吸気エンジンを搭載する標準車が「L」、「X」、「G」の3タイプ。エアロ付きのターボ車が「RS」となり、全4タイプで、前輪駆動車(FF)と4WDが全ての仕様に用意されるとのこと。  大まかな価格も示されており、価格はエントリー「L」のFF車が130万円+α。最も高価な「RS」の4WD車が200万円を切る価格設定のようです。  2023年に終売した6代目と新型のエントリーグレード同士で比較しても10万円以上の価格アップとなりそうです。 初の「スライドドア」採用! デザインはどうなる?  物価高の今、仕方ないともいえますが、新型ムーヴでは単なる値上げだけではなく、待望の新機能「両側スライドドア」を全車採用したことが最大のポイントです。  スライドドアは狭いスペースでも開閉できる利便性だけでなく、こどもがよくやるような、隣接する車両にドアをぶつける「ドアパンチ」が防げることも重宝されます。  ただし、スライドドアの装備は車両側にも変化を生みます。それが全高です。  つまり、現行型よりも新型は背が高くなるのです。おそらく派生モデルのスライドドア車「ムーヴキャンバス」(FF車)の全高1655mmと同等になるでしょう。  その理由はスライドアの機構を納めるためです。部品の共有化もあり、ドアや開口部のサイズも同等とみられ、優れた乗降性が期待されます。 スライドドアを採用した「新型ムーヴ」  写真から分かる点にも注目していきましょう。  基本構造に関しては、ダイハツの新世代発想「DNGA」による最新技術が盛り込まれるため、メカニズムはタントやムーヴキャンバスとほぼ共通となります。  大きく異なるのはエクステリアデザイン。これが新型ムーヴのキャラクターを物語っています。  サイドシルエットで印象的なのが、ボンネットとフロントガラスを結んだ美しいラインでしょう。鼻先を低めとし、フロントガラスを強く傾斜させることで、スタイリッシュなスタイルに仕上げられています。  ちらりと見える後部座席からは、リクライニングとスライドの機構を備えた快適性の高いものであることが予想されます。  またガラスエリアを後端ほど小さくすることも、走りの良さを感じさせるスポーティな演出であり、タントなどと比べてワゴン感を薄めているといえます。  そして、先行成約キャンペーンでプレゼントされる「オリジナルサンシェード」には、さりげなく、リアスタイルがデザインされています。  そのイラストからも、リアスタイルは小さなコンビネーションランプによるすっきりしたデザインで、ガラスもコンパクトとなっていることがうかがえます。  公開された写真は、ボディ側面にエアロパーツがあることなどから「RS」とみられます。  同時にフロントマスクの画像もRSとみられるため、標準車のフロントマスクデザインは、もう少し大人しいデザインになるかもしれません。  従来のような「カスタム」の名が外れたことで、標準車とRSの差別化は、これまでよりも小さくなっていることも予想されます。その点も今後の注目点のひとつでしょう。  さらに気になるのがインテリア。現時点での写真の公開はないため、予想するしかありません。  ただし6代目同様に、専用デザインのドライバーを中心としたコクピットレイアウトになるのではないでしょうか。  オーソドックスなデザインですが、これも誰でも扱いやすいという操作性を重視すると考えるためです。 ※ ※ ※  いよいよ6月に発表される新型ムーヴ。  軽スーパーハイトワゴン中心の市場に、敢えてスライドドアを新採用して再起を図る姿勢には、歴代ムーヴが磨いてきた伝統を受け継ぐ、素晴らしい軽ハイトワゴンが完成したというダイハツから熱いメッセージだと受け止めています。  また価格面でも、タントやムーヴキャンパスと比べて抑えていると思わせる点からも、買いやすさも大切にしたことがうかがえます。今も多くの愛用者を持つムーヴだけに、続報が待ち遠しいばかりです。

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