糸魚川市の県立海洋高校出身で「新横綱」となった大の里。誕生から一夜明けた5月29日、土俵入りで締める綱を作る作業が行われました。30日の奉納土俵入りに向け師匠の元横綱・稀勢の里から直接指導を受けた大の里。いよいよ、横綱としての一歩を踏み出します。 29日の二所ノ関部屋。紅白のはちまきを巻いた一門の力士ら70人が集まりました。 新横綱・大の里が真剣な表情で見守る中行われていたのは、土俵入りで締める綱を作る「綱打ち」と呼ばれる作業です。 完成したばかりの綱をしめた大の里は引き締まった表情をみせました。 〈新横綱 大の里〉 「きょうこうやって綱を締めてみてようやく実感がわきました」 その後は師匠の元横綱・稀勢の里が土俵入りで披露する「型」を指導。大の里が選んだのは、師匠と同じ「雲龍型」です。 師匠からの念入りな指導を受け、丁寧に所作を確認します。 〈新横綱 大の里〉 「本番さながらの空気で土俵入りも練習することができて自分自身しっかりできた。紅白幕を巻いて親方から土俵入りを教えてもらうということはこの部屋に入ったときからの夢でもあったので、またさらに責任感を持って頑張っていきたいとなおさら思いました」 真新しい綱とともに「唯一無二」の横綱へ。大の里は30日、東京の明治神宮で行われる奉納土俵入りに臨みます。
もっと
