アルピーヌ次期型『A110』 画像初公開、六角形ライト採用へ ライバルより軽い電動スポーツカー

空力性能を強化? デビューは来年 アルピーヌは、スポーツカー『A110』の次世代モデルの予告画像を初めて公開した。来年に正式デビューする見込みだ。 【画像】110台限定! 究極の2ドア・スポーツカー【アルピーヌA110 R Ultimeを詳しく見る】 全16枚 現行のガソリンエンジンからバッテリーEVに切り替わるが、シルエットは継承しつつ、円形のデイタイムランニングライトが新しい六角形のモチーフに変更されているようだ。 アルピーヌが公開した次期型『A110』の予行画像 アルピーヌ 画像ではカバーがかけられているため、それ以上の情報はほとんど得られないが、空力性能を高めるための小さなダックテール型リアスポイラーが採用されている可能性がある。実際、電動化に伴い、エネルギー消費効率(電費)は間違いなく重要な課題となるだろう。 次期型はEVであるにもかかわらず、内燃エンジン搭載のライバル車よりも軽量になるとされている。 ルノー・グループのCEOであるルカ・デ・メオ氏は以前、AUTOCARの取材に対して、次のA110およびその派生モデル向けに、「多額の投資」を行って電動スポーツカー用プラットフォームを開発するという「非合理的な」決定を下したが、スポーツブランドを成功させる方法については「ポルシェからインスピレーションを得た」と語っている。 「ポルシェは911(のプラットフォーム)を自社で開発し、タイカンやカイエンなどのモデルには他のもの(VWグループのプラットフォーム)を使用しています。そうすることで、ブランドの真髄を保つことができるのです」と同氏は述べた。 そのため、スポーツカー用プラットフォームは、たとえコスト負担が大きくてもアルピーヌに必要不可欠だという。最近発表された新型SUV『A390』など、実用性重視のモデルにも良いイメージを与えることになる。 「次期型A110は、同等の内燃エンジン搭載車よりも軽量になります。性能面で妥協することはありません」とデ・メオ氏は力を込める。 「軽さ」とA110らしい「デザイン」で勝負 専用プラットフォームの開発と生産は、純粋な利益率を考えると「完全に愚かな決断」だったという。ロータスとのプラットフォーム共同開発計画は頓挫したが、アルピーヌは独自に開発を続けている。 アルピーヌは、現行のA110を改造したEVコンセプトカー『A110 E-ternite』で1400kg以下の車重を実現しており、これはポルシェ718ボクスターをわずかに下回る。 アルピーヌA110 E-terniteコンセプト アルピーヌ デ・メオ氏は次期型A110のデザインに関して、現行モデルとの違いは少ないと示唆した。 「A110らしく見えなくてはなりません。ポルシェは角ばった911は作らないでしょう」 アルピーヌは今後数年以内に7車種のEVラインナップを構築するが、その中には「エモーショナルなピュアスポーツカー」も含まれるという。すでにハッチバックのA290と、SUVの新型A390が発表されており、その次に登場するのがA110の次世代モデルだ。 ラインナップの拡大に伴い、ディーラーネットワークも世界各地に展開している。昨年はスペインのバルセロナにおいて、eスポーツやレーシングシミュレーターのエリア、バー、レストランも備えた旗艦店を設置。ロンドンやパリにも同様の施設を導入する予定だ。 現行のA110は、2026年に生産終了となる。これは欧州のGSR2安全規制の少量生産車に対する免除が終了するためだ。110台の限定生産モデルである27万6000ポンド(約5380万円)のA110 R Ultimeは、パリ・モーターショーでの発表から2か月で95%が販売されたと言われている。

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