【ロサンゼルス＝帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は３０日（日本時間３１日）、本拠地でのヤンキース戦に１番指名打者で出場し、一回に今季６本目の先頭打者本塁打となる２１号ソロを放ったのに続き、六回には右越えの２２号ソロを放り込んだ。 １試合２本塁打は今月１５日以来、今季２度目となった。 ２—５の六回、先頭で打席に入ると、３ボール１ストライクからの５球目、左腕フリードの高めの直球をフルスイング。高く上がった打球は、右翼を守る昨季のア・リーグ本塁打王、ジャッジの頭上を越え、スタンドに飛び込んだ。打球の行方を見ながら走っていた大谷は、一塁ベースを踏み忘れ、戻って踏み直してからダイヤモンドを１周した。 大谷の一発がドジャース打線に火をつけた。この回、フリーマンの適時二塁打、パヘスの適時打も飛び出して同点とし、さらに押し出し四球で勝ち越しに成功した。 この試合では、昨季のア・ナ各リーグの本塁打王であり、ともにリーグ最優秀選手（ＭＶＰ）に輝いたジャッジと大谷によるアーチの競演が実現。一回、ジャッジが飛距離４４６フィート（約１３５メートル）の特大の１９号ソロを中堅に放つと、その裏に大谷が２試合ぶりの本塁打となる２１号ソロを中堅左にたたき込んだ。
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