生成AIなどAI技術の活用が広まる中、大阪市で国内最大級のAIの学会が開催され、AIを活用する上でのこれからの課題などについて意見が交わされました。 国内最大級のAIに関する学術イベント、「人工知能学会全国大会」が、大阪市で30日まで4日間行われ、栗原聡会長は基調講演で、「AIを使いこなす人と使わない人の格差が広がる」とし、小中学生へのAI教育の必要性を訴えました。 また、大阪大学の石黒浩教授も登壇。石黒教授は人の意思を汲みとりながら様々な仕事を半自律的に行うAI技術を使った分身ロボット＝「アバター」の研究を進めていますが、アバターの今後の課題について次のように述べました。 大阪大学・石黒浩教授 「どんどん人間らしくなってくると、アバターにある種の人権を与えたいと思う人が増えるのは間違いないと思う。扱いをもっと人間らしくどうすればいいかは、すごく大事な議論だと思います」 AIの社会実装が進む中、主催者によりますと今回、過去最多の4000人以上が参加登録したということです。
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