J2リーグ12位のコンサドーレは、 雨が降りしきる中、アウェイで3位の仙台と対戦。 前半10分、センターバックの家泉選手のパスを相手にカットされ、 そのままゴール前に持ち込まれてシュートを許し、更にそのこぼれ球も押し込まれますが、 最初のシュートは家泉選手が体を張って阻止。 更にその後のシュートも、6試合ぶりのスタメン出場の大粼選手が体を投げ出してブロック。 ゴールを許しません。 すると前半13分。 雷により、試合は一時中断となります。 その後、約1時間20分が経過して試合が再開。 しかしコンサドーレの選手たちは集中力を切らしませんでした。 前半20分、左サイドの高嶺選手からのアーリークロスに反応したのは中島選手！ 前節、今シーズンのリーグ戦初ゴールを挙げた勢いそのままに、積極的にゴールを狙いに行きます。 一方の守備では前半44分。 ゴール前の激しいボールの奪い合いからミドルシュートを打たれるものの、 守護神・菅野選手が気迫のファインセーブ。 しかし、その1分後でした。 左サイドから崩されると、ゴール前での素早いシュートに守備陣が対応できず失点。 この試合も先制点を許してしまいます。 1点を追いかけるコンサドーレは後半のスタートからバカヨコ選手、 更に25分には、これが7試合ぶりの出場となるミスターバンディエラ・宮澤選手を投入して 反撃に出ます。 すると後半27分。 右サイドの近藤選手が自ら仕掛けてチャンスメイクすると、最後は田中克幸選手！ 田中選手が宮澤選手のパスに反応し、狙いすましたミドルシュートを放ちますが、 これは惜しくもゴール右に外れてしまいます。 その後も1点が生まれず、このまま試合終了かと思われた後半43分でした。 右サイドにいた田中克幸選手からのクロスを宮澤選手が相手に競り勝ち折り返すと、 最後に反応したのは、後半から途中出場したバカヨコ選手！ チームトップの５ゴール目となる一発は、土壇場での貴重な同点弾！！ 最後まで諦めず、意地の同点弾を叩き込んだコンサドーレ。 リーグ戦・3位と上位を走る仙台を相手に、貴重な勝点１を手にしました。 ■アマドゥ バカヨコ選手 「気持ちが入っていた試合でゴール出来たのは嬉しかったが、結果としては勝点1にとどまった。勝点３を目指していたので、そこはちょっと運がなかったと思う。（ゴールの場面は）宮澤選手が競り勝ってヘディングでパスしてくれたので僕は運良く決められた。試合の中断時間中は、それまでの13分の試合映像も見ながら分析もしたし、試合再開に向けてみんなが良い準備をしていた。雨にも関わらず駆けつけてくれたサポーターは気持ちが入っていたし、終始僕たちをサポートしてくれてありがたかった。結果として勝点１だけとなってしまったが、次に向けてまた共に戦っていきたいと思う」