中谷防衛相はアメリカのヘグセス国防長官と会談し、日米同盟の抑止力や対処力の強化に向けて連携していくことを確認しました。 会談は、アジア安全保障会議が開かれているシンガポールで行われました。 会談に先立って、ヘグセス長官はアジア安全保障会議の演説で、インド太平洋地域の同盟国は防衛費の増額が必要との認識を示していましたが、中谷防衛相は今回の会談でヘグセス長官が日本に防衛費の増額を求めるなどしたかは明らかにしませんでした。また、会談では、ことし夏の開催も模索されている外務・防衛閣僚級協議「2プラス2」で自衛隊の統合作戦司令部とアメリカ軍との連携の強化で合意できるよう、議論を加速していくことで一致しました。 中谷防衛相 「（日米）同盟の抑止力、対処力の一層の強化に向けまして、ヘグセス長官と引き続き緊密に連携をしてまいりたい」 また、中谷防衛相もアジア安全保障会議で演説し、インド太平洋地域で民主主義などの価値を共有する国々が防衛分野での協力を強化する、「OCEANの精神」を提唱し、海洋進出を強める中国を念頭に連携を呼びかけました。
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