【ロサンゼルス＝帯津智昭】２季ぶりの投手復帰を目指す米大リーグ・ドジャースの大谷翔平が５月３１日（日本時間１日）、本拠地でのヤンキースとの試合前、２０２３年９月の右肘手術後では２度目となる打者を相手にした実戦形式の投球練習に臨んだ。 延べ７人の打者と対戦し、安打性の当たりは２本で、１三振、１四球だった。試合中のイニング間を想定した休憩を挟み、計２９球を投げた。直球の球速は９５〜９７マイル（約１５３〜約１５６キロ）で、球数は５月２５日の１回目よりも７球増え、復帰に向けて少し前進した。 見守ったロバーツ監督は「全ての球種を使い、打者を揺さぶり、うまく投げきった。そこが一番大事なところだ。本人はもう少し制球が良ければと思っているだろうけど、全体としてはポジティブな一日だった」と振り返った。 大谷は前日のヤンキース戦では打者として鮮烈な活躍を見せた。 １番指名打者で出場し、２本塁打を放って８—５の逆転勝ちに貢献した。一回に今季６本目の先頭打者本塁打となる中堅左への２１号ソロ、六回には右中間への２２号ソロを放り込んだ。月間１５本塁打となり、球団記録に４０年ぶりに並んだ。１試合２本塁打は５月１５日以来、今季２度目だった。
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